この時は彼らの2回目の来日公演だった。1回目は中学校の修学旅行(懐かしい)と重なって行けなかった。 コンサートの様子は同行した友人がカセットで隠し録り(違法行為)したものをダビングしてもらって何回か聴いたので(同罪)、割合覚えている。 いつだったかジミー・ペイジ氏が来日の折、西新宿の海賊盤専門店をメチャクチャに破壊していったそうで、この話題は危ないのでここまで。 アルバム「HOUSES OF THE HOLY」はまだ発売されていなかったと思うが、その中の曲も演奏した。各曲の構成もほとんど完成していたが、「THE CRUNGE」はメドレーの中で演奏され、まだ原形って感じだった。 それから「OUT ON THE TILES」を演るのかな、と思ったら「BLACK DOG」のイントロだったのも印象に残っている。 またこの日はロバート・プラントの声も本調子ではなく高音部がよく出てなかった。さらに初来日の時の伝説となっているジョン・ボーナムのドラム・ソロもなかった。 それでも良くも悪くも?ツェッペリンのライブはスタジオとは別物である、ということが実感できた貴重な体験だった。
*閑話 スーザン・サランドンが弁護士を演じる映画「ザ・クライアント 依頼人」の中で、自殺を目撃してしまった少年(彼女の依頼人)に、彼女がツェッペリン問答を仕掛けられるシーンがあった。 少年はそれによって彼女が堅物かどうかを見極めようとしたのだ。 どうやらアメリカ合衆国では、ツェッペリンを聴くかどうかがその人の寛容さの尺度になっているようだ。 彼女は答えられたか?って、、、
どうぞ、ビデオでご覧ください。
追記(2023.01.06) どのように知ったのかは思い出せないものの、入会金と会費を納入した後に送ってきたと記憶しています。 ファンクラブに入るとどのような特典があったのかは今となっては不明です。手元に会報は残っていませんので資料も皆無です。 振り返って推察すると、メリットがないので会費を未納にして自然脱会したのでしょう、私の性格なら。 もう一つ思い出話を。
当時文化放送で夕方の時間帯に「ハローパーティー」というラジオ番組がありました、司会は土居まさる。 ある回にムッシュ(かまやつひろし)がゲスト出演して(アナログ盤の)ブートレグ海賊盤というものを紹介しました。 実例としてツェッペリンの「移民の歌」を「ブルーベリーヒル」というタイトルの海賊盤から放送で流しました。今思えば、違法な商品からですから著作権などスレスレ危険な冒険だったのでは。
影響されやすかった私は後日新宿の輸入盤販売店で同海賊版を入手しました、とさ。 さて、もろもろツェッペリン関連記事が音楽雑記帳にありますので、興味のある方はどうぞ。 先生、本末転倒みたいですけど(1999.04.14記) 時間認識のパターン?(1999.07.30記) カラオケでもレッド・ツェッペリン節(1999.09.20記) 元ネタ・オン・パレード(2002.03.21記) 未発表という確実な収入源(2003.05.13記) 聴衆との双方向性を伴った即興演奏(2003.06.15記) 気合いを入れられる(2003.06.21記) 肌の色と売れ具合(2003.07.31記) 無音でも続く高揚感(「間」か)(2003.11.14記) ストドストドタン(2004.01.31記) 冥途の土産(2012.11.22記) 久々のツェッペリン(2020.09.13記) |
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