4月1日に載せたからといって嘘ではないことをまずお断わりしておきます。 このコンサートに行ったのはユートピア名義のあの目玉のイラスト・ジャケットのアルバムを聴いたからだった。 ちょっと明るいけど(笑)アメリカにもプログレっぽい音を出すバンドがいるのに驚いた。その頃はトッド本人に関しては1人で多重録音をやってる「変なおじさん」くらいの知識しかなかった。 ライブでどんなシンセサイザーの使い方をするか楽しみにしていたのだが、、、 入場すると幕が上がっていてステージ上は丸見え状態だったのだが、なっ、何とキーボードはヤマハの「GX1」1台だけ! 開演前から「金返せモード」に入りそうなのをぐっとこらえた。 ところが、いざ演奏が始まってみると音的にはこれで充分、むしろ今まで聴いたことのないような音色で新鮮だった。一緒に行った友人と顔を見合わせ二度ビックリ! 余談になるがスティービー・ワンダーの「キー・オブ・ライフ」のメーキング・ビデオの中で「GX1」の不気味な(笑)良い音を聴くことができる。
ユートピアのキーボード・プレイヤーのロジャー・パウエルはシンセサイザーの使い方に関してはかなりのやり手だ。前歴はARP社の社員で当時ジョー・ザヴィヌルの音作りを手伝っていた。
最近ユートピアの来日公演のライブが初CD化されたが79年のものだったので見送った。
追記(2022.04.05) アメリカン・プログレッシブ・ポップ(1999.06.29記)
批判精神 桃源郷にようこそ(2010.04.26記) 1988年ワンマン来日公演の記事が下のリンク先にあります。 トッド・ラングレン(2022.11.22記) |
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