2024年3月分

音楽雑記帳

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3月31日(日) 感受性も無常

昨日の続きです。

一夜明けてお手軽安易にインターネットでビョーク関連情報にざっと目を通してみました。

cobaが共演したことは知っていたので、そのあたりのことも確かめてみました。ジュールズ倶楽部には出演していなかったものの、同時期に世界ツアー並びに「ホモジェニック」の製作に参加していたことが分かりました。
以前小林克也の番組でレコーディングの裏話をしていましたが、この時だったんだとタイムラグ納得しました。

あらためて考えてみたところ、私はビョークのレコードやCDを一度も買ったことがないことに気がつきました。(苦笑)
唯一持っているのは「コンプリート・ヴォリューメン1993-2003グレイテスト・ヒッツ」というDVDです。

この中に今回見た3曲「Bachelorette」、「Hunter」、「Joga」は収録されています、映像作品として。

初めてこれを見た時の感想を載せた記憶があったので調べたところありました。
これです。なんと2003年9月3日で20年以上前です。

その頃は黒糖焼酎35度の一升ビンを三日で飲み干すというすさんだ生活をしていました。感受性もボロボロだったことでしょう。

また、当時CDはオーディオ装置で聴いていたものの、映像作品はテレビの内蔵スピーカーで聴いていました。
音質の悪さも音楽の魅力を感じきれなかった理由にあげられるでしょう。

というのも同作品の感想を再度載せていて、そこに記されている内容から推察されるからです。
ここにあります。2010年5月24日でこれまた14年も昔のことです。

最初に見てから7年後に再度見て、さらに14年後の今また見ている。ということは次はさらに7年足して21年後か。(笑)
はたして90歳近くまで生きていられるだろうか。(汗)

おっとっと閑話休題。

テレビ番組を見て即魅了された最初の曲「Bachelorette(未婚の女性)」。同楽曲のMVをDVD作品で見てみました。
今回見た生演奏とは感覚的にまったくつながらない印象を受けました。物語仕立ての映像が余計で邪魔です。私にとっては、ですが。

どうしても視覚情報は聴覚情報より優位になってしまうことがつくづく実感されました。

さらに同楽曲のスタジオ録音版をネット配信でイヤフォンで聴いてみました。
すると楽曲から受ける印象に大きな違いはなく、細部まで明瞭に聴き取れることで作者の意図するものがそのまま伝わるであろうと推察しました。

プロモーションビデオと映像作品とは似て非なるものなのかもしれません。
しかし、どちらにしろ音だけを聴くのとは異なる接し方であり、楽曲そのものの受け止め方に与える影響は多大であるということが、今回の経験で個人的に実証されました。

音楽と併せて提供される視覚情報は演奏風景だけにして欲しいという自身のエゴを大切にしようと思います。(よく分かりません、笑)
私が音楽動画を深掘りしない理由はこれだったんだ、と変に納得しました。

ちなみにYouTubeをちらっとのぞいたところ、今回私が見た中の「Joga」がありました。大昔の映像なのにアップされたのは3年前とのこと。

ビョークの活動履歴は膨大過ぎて今さら追い切れません。昔のパフォーマンスにもかかわらず再評価されるのは、彼女のカリスマ性が当時は一般大衆にも比較的とっつきやすい段階にとどまっていたからかもしれませんね。

彼女の映像作品の強烈さは、やわな男性だったらどん引きしてしまいそうなものも多いですから。(笑)

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3月30日(土) ビョークと勝新

勝新とは革新の誤入力じゃあありませんよ勝新太郎のことです、念のため。
で両者にどんなつながりがあるのか、というか、多分ないと思います。(笑)
二人の独創的天才を私が個人的に再評価している最中ということだけなんです。

勝新太郎に関しては音楽ネタではないので別項で取り上げるかもしれません。
音楽関連で一つだけあげれば、テレビシリーズの座頭市に使われた劇音は、冨田勲より村井邦彦によるものの方がしっくりしていると感じました。

私はビョークが現在どのような活動をしているのか知りませんし、ファンであると言えるほどに関心をもったことはなかったと自覚していました。

先日録画しておいたジュールズ倶楽部という番組のビョークがゲスト出演している回を見ました。「ホモジェニック」が発表された頃の収録なので、おそらく1997年頃の映像だと思われます。

始めにインタビューがあり、彼女が聴いてきたいくつかの音楽ジャンルの一つとしてヒッピー音楽をあげていました。
あまり聞かないジャンル名なので司会者が質問したところ、ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、クリームなどだ、とのこと。なるほどなるほど。

続けて一曲目の演奏が始まり彼女が歌い始めたとたんに私は凍りついてしまいました。確かに知っているのに何故か忘れていた楽曲だったからです。
しかもけっして聴くのが初めてではないのに彼女の歌唱力に圧倒されてしまいました。

事前に計算ずくの演出を周到に準備しているのかどうかは知る由もないものの、私には自然体にしか見えない身のこなしにも目を奪われました。

私はインターネットで動画を見ることがほとんどないので、スタジオライヴとはいえ彼女の生実演を見るのが初めてだったのかもしれません。

スタジオ録音の楽曲は何回も聴いていたのに、これだけ衝撃を受ける理由が自分でもよく分かりません。

確かビョークのことは以前にもこのコーナーに載せたことがあったと記憶していたので調べてみました。

すると、さもありなん、と自分では思えるその理由が判明しました。

とはいえ少々長くなりそうなので、続きは次回ということで、どうかよろしく。

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3月10日(日) 予備知識ゼロ

平日の朝放送されているNHKラジオ番組「ふんわり」を時々聞いています。
日替わりパーソナリティーを六角精児がつとめる木曜日を主に聞いています。

先月のことゲストが元ガロの大野真澄氏の時にも聞き、60年代70年代の興味深いエピソードを楽しみました。
同氏にはプロデューサー的資質もあるのではという話の流れから、現在のアーティストで注目しているのは、という質問がなされました。

間髪をいれずに名前があげられたのは、あいみょん、でした。同氏の世代にも伝わる魅力があるとのこと。
すると今度は司会の女性アナウンサーがすぐさま、若い世代にも人気がありますよ、と返していました。

私は名前を聞いたことがある程度で何も知りません。(苦笑)
もしかしたら何かのラジオ番組で楽曲を耳にしたことはあったのかもしれませんが、記憶には留まらなかったようです。
昔ラジオで初めて「カブトムシ」を聞いた際にはすかさず調べた結果aikoを初めて認識したことがありましたが。(笑)

基本的大前提として私はかつてのバンドブーム以降のJポップには拒絶反応を起こしてしまうのです。(汗)
ラジオでかかったりするとイントロ後の歌入りで音量を最小にするのが常です。

先日衛星CSで放送された「あいみょんMV特集」を録画しておき、本日見ました。
いつもの拒絶反応が起きるのではないかと恐る恐る。

ところがどっこい(死語)、18曲1時間半を一気に見て聴いてしてしまいました。

彼女のことを何も知らない白紙の心で聴いていて引き込まれてしまいました。
世代が大きく離れているにもかかわらず同じ国で生活していると感じられるのが新鮮でした。

その昔近田春夫氏が雑誌記事「考えるヒット」紙面でサザン桑田氏の新曲に対して、初めて聴いたのに懐かしい、誰か桑田君に音楽は進歩していることを教えてあげて、とキツイ指摘をしていました。

彼女の楽曲は良い意味で、初めて聴いたのに懐かしい、と私は感じました。

大野氏があいみょんを名指した後でバンドならKing Gnu(キングヌー)と言っていました。演奏が素晴らしいと。
ただ歌がちょっと、と言いかけて、あれはあれでいいのかもしれませんが、とフォローしてましたが。

一応(失敬)チェックしてみようかな、と思案中です。

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