2025.05.20更新

音楽雑記帳

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5月20日(火) 音楽雑誌の役割

って何だろう。などと考えてしまったわけです、久々に読んでみて。

でもって読みましたのは特集記事がナイアガラ・レコード50周年だったことから購入したレコード・コレクターズ5月号。
それと楽器屋さんでみつけたシンセサイザーと音楽の専門誌フィルターのバックナンバー06。こちらはシンセサイザーとビート特集に魅かれての衝動買いです。

前者を読んで感心したのは若手ライターの博学さです。情報てんこ盛りな文章が多いですね。ただしネット主流の現代では各自が検索して無料で見つけることができる情報が常時増殖中です。
情報量では旧来の有料メディアに優位性があるとは言えないのが現状です。

AIに打ち勝つ(笑)ためには世相や風俗など音楽が生まれた時代背景なども加えた上に、書き手の人間的な魅力も加味する必要があるのではないでしょうか。
むっ、む、難しい。(星一徹風に、古っ)

後者の紙面では、シンセサイザーでビートを生み出している過去の音楽作品が時代順に紹介されている記事が勉強になります。AIでもできる技なのかもしれませんが。(苦笑)
記事中の作品を無料の音楽配信サービスですぐさま聴くこともできるので、こちらはネット時代にあればこその「合わせ技一本」と称賛したくなりました。(笑)

若かった頃の私にとっての有料音楽雑誌の恩恵は、関心がある記事以外も読まないと損をした気になるのでできるだけ目を通すように導いてくれたことでした。
袋小路に入り込んでいきがちなネットとは逆に、興味の範囲が拡張される機会となっていたように思います。

年老いた現在の私は、音楽雑誌を読む際に興味のある記事だけをピンポイントで読むようになってしまいました。(泣)

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