格好が汚らしくて見てもらえないのなら奇麗にしましょう。ということで、このコンサート・ツアー用におそろいの白いスーツを新調した彼ら。そんな時代だったのだ。
小坂忠氏のアルバム「ほうろう」は日本のポップス史に残る名盤だと(勝手に)思う。 アルバムに参加している松任谷正隆氏はコンサートには参加していないのだが、それらの楽曲を聴くために行ったこのコンサート。 さらにローウェル・ジョージは2人いらない、と酷評されたアメリカ西海岸録音の「バンドワゴン」を発表した鈴木茂氏のスライド・ギターを生で見るのも楽しみにしてたっけ。 ティン・パン・アレーとハックル・バックはメンバーが一部重複しているのだが、その後キーボードにジョン山崎氏(懐かしい)なども加わり若干のメンバー・チェンジをしながら1年くらいは活動を続けていたと思う。 FM放送でスタジオ・ライブもオン・エアーされたりしたが、アレンジや演奏が毎回変化していくのも楽しみだった。 この頃に初めて本来裏方であるスタジオ(セッション)ミュージシャンが注目されるようになった。
自分の特色を強く打ち出すのではなく、何でもこなすなかで自分の色を添えるというスタイルもカッコイイという新しい価値観が登場したのだ。 追記(2018.04.05) このコンサートに行った際に手に入れたと思われるA4サイズ4ページのチラシが出てきたので載せます。 |
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