2024年5月分

音楽雑記帳

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5月29日(水) 殿のトノバンの番

当地では平日の午前11時から放送されているFMラジオ番組「ディアフレンズ」を司会者が飯干景子だった当初からずっと気が向いた時に聞いています。

昨日のゲストは高田漣で司会の坂本美雨とサントラの仕事で共演したそうな。
その映画は「トノバン 音楽家加藤和彦とその時代」というドキュメンタリー。

私は彼のファンではあるものの熱狂的とは言えない部類のファンです。
それでも内容について聞かされていると興味がわいてきました。見たい。

さっそく上映館を調べてみたところ九州内は皆無。田舎者の悲哀を実感。(苦笑)
映像作品としてソフトが発売されることに期待することとします。

細野さんのバックでの演奏は聴いたことがあるというだけの高田漣。
熱意をもって楽器の鍛錬を続けているという印象を受け好感はもっていました。

今回彼の発言を初めて聞き、しっかりした考えの若者であることが分かり、心強く、かつなんだか嬉しい気持ちになりました。

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5月18日(土) 逸材と断定を下す

音楽の動画を見るのはネット、が常識になっているらしきことに感づいていながらも馴染めない私がいます。(笑)
その昔YouTubeを見ているうちに一方通行出口なしの無限ループにはまって時間を浪費してしまったことが心の傷になっているからでしょうか。(苦笑)

で、スカパー利用中。(笑)
そんでもって得意のいもづる式で「いいもの」みぃ~つけたっ、とぉ。

リチャード・ボナが好きなので、たどり着いた結果めぐり合ったアルフレッド・ロドリゲス。しかも興奮のライヴで。
キューバ出身のピアニスト兼作曲家らしきことをネットで軽知り、若そうな人。
付帯周辺情報には無頓着な私です。

まあとにかくそのラテンというかアフロキューバンというか、の洗練されつつも伝統を継承している演奏にくぎ付けになりました。聴いているだけで気分が高揚して笑顔で踊りたくなるのです。
大昔に見にいったイラケレのコンサートはこんな感じだったのかも。

CDを数枚出しているものの、Spotifyでは聴くことができないことが判明。
恐る恐るYouTubeをのぞいてみると、私が見たものも含めて多くの動画があることを知らしめられてしまいました。
っとここで悲しいジレンマにおちいってしまった私でした。(泣)

どうすんべ。(笑)

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5月12日(日) 寄せ鍋のガンモドキ

新しいサウンドバーの試聴を兼ねて新旧多ジャンルの音楽を聴いています。
技術の目覚ましい進歩の賜物か、安価な製品の音質は驚くほど向上しています。
デジタルの長所なのか音の分離が格段に良くなっていて楽器ごとの演奏の細部が聴き取れます。

先日10ccの「オリジナル・サウンドトラック」を聴き始めたところ、まさに無我夢中になり一気に聴き終えました。
各メンバーのツボをおさえた演奏の技やセンスとともに、実験挑戦的な録音方法に改めて驚嘆しました。

機材がアナログだった時代に、スタジオ録音で斬新な音を作り上げるための創意工夫は素晴らしかった、と脱帽称賛したくなりました。

彼らの音楽性は、ポップでありながらも様々な音楽から魅力的な要素を抽出して取り込んでいます。まるで各具材の旨味が煮出された寄せ鍋内の汁のように。

加えてパロディー精神「もどき」の心得もわきまえていることから、ガンモドキ(雁擬き)に例えてみました、とさ。(苦笑)

多種多様な旨味が凝縮されてしみ込んでひときわ美味しくなっている寄せ鍋内のガンモドキ。
これからもそんな10ccを聴き続けよう、とあらためて思いました。

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