2019年11月分

音楽雑記帳

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11月28日(木) アナログ盤の種類

過日FMラジオ番組でクリームの「ホワイトルーム」がかかった。

現在R指定アメリカ映画として異例のヒット中である「ジョーカー」の印象的なシーンで使われています、との前置きの後に。

久々に同楽曲を聴いた私は、なぜか懐かしさではなく新鮮さを感じた。

独創性とはエバーグリーンなものなのだろうか。

クリームの他の曲も聴きたくなり、アマゾンのプライムミュージックでアルバム2枚分をダウンロードし、珍しくBGMとして、ながら聴きした。

ヒット曲が耳になじんでいるのは当然だが、それ以外に2曲、しっかりと記憶に残っているものがあった。

「ストレンジブルー」と「アウトサイドウーマンブルース」だ。

なぜなんだろう、どうしてなんだろう。

っと、在日外国人の日本語スピーチコンテストの常套句が脳裏をよぎった。(笑)

ほどなく理由に思い当たった。

中学生の頃に買った「サンシャインオブユアラブ」の入っているアナログ盤に収録されていたからだ。

シングル盤と同じサイズだが、45回転ではなくLP盤と同じ33と1/3回転で再生するタイプのやつだ。

とっくのとうに処分してしまったものの、レコード盤を買い始めた頃に手に入れたものだったために印象に残ったのだと思われる。

そういうタイプのアナログ盤って、なんてったっけ。

名称を思い出せない。(汗)

気が進まないなか、ネットで調べた。(苦笑)

コンパクト盤、と呼ばれ、当時若者に人気があったそうだ。

シングル盤より曲数が多いので、お買い得感があったからだろう。

このタイプのアナログ盤はアメリカよりも日本で多く発売されたらしいことも分かった。

日米間で若者の経済格差、購買力の差が今より大きかったものと推察する。

ちょうどその頃を境目に、日本の若者が歌謡曲だけではなく英米のロックを聴くようになっていった。

若者が購入するアナログ盤の種類が、シングル盤からアルバムと呼ぶようになったLP盤へと代わっていったきっかけだったと思う。

12インチシングル盤が登場するのは、もっとずっと後の時代だ。

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