2019年6月分

音楽雑記帳

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6月18日(火) 二十年一日を実感す

というより、三十年一日かもしれない。

と感じさせてくれる出来事があったのは先日のことでした。

僻地にあって配達人以外来るはずのない我が家の玄関チャイムが鳴りました。

妙だな、っとインターホンを手に取ると。

「アポなし訪問、東京の吉田です。」

窓越しに見ていた連れ合いは、「以前近所に住んでいた筑波の吉田さんかも」、と言う。

来るわけないだろ、それよりまさかあの、と思いつつ私は玄関のドアを開けました。

そこにはそのまさかのALLAN吉田氏が立っていました。

拙サイトのリンク集「いもづる式」に載っているALLAN氏です。

同氏の日記サイトを年に何回かは必ずチェックしていた私は、地の果てに来たわけを即座に察知しました。

たずねてみたところ、案の定空港巡りの途上とのこと。

あいにく次の予定があるので泊まることはできないそうで、3時間ほど歓談してお別れとなりました。

お互いの近況報告も少々はあったものの、ほとんどは音楽談義に終始しました。

ロックベーシストの巨人たちが次々に亡くなっている、という話から始まったのは、歳をとって死が遠いものではなくなっているからでしょう。

二十代半ばの頃の共通の思い出話をしていると、ついこの間のような気がしてきました。

音楽以外の話で共通認識があるなと感じたのは、日常生活におけるハイテク化の功罪のうち、影の部分についてでした。

大都会とド田舎、と生活環境が異なっていながら、現代社会に対する問題意識が近いことは同世代だからなのかどうか。

山にこもって人と接する機会が少ない私には分かりません。

面と向かって話さないとこんな風に共感していることを自覚できないのではないでしょうか。

いまどきは「リア充」とかいう嫌な表現もあるようですが。

旧知の友とのうれしい再会に一期一会を実感させられました。

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6月6日(木) YMOの痕跡

梅雨入りしたかと思えば真夏のような暑さであります。

で、突然YMOを聴きたくなってしまいました、謎です。

ところがアナログ盤、その後にはCDで、ほぼすべてのアルバムをもっていたものの、処分してしまったのでした。

くり返し聴いて脳内に保存されているからです。

まぁ、配信でも聴けますしねぇ。

が、しかし。

関連CDが3枚だけ残っていたのをラック内で確認しました。

まずは「TECHNODON」、そして彼らの作品ではありませんがリミックス盤である「HI-TECH/NO CRIME」。

どちらの作品も残っているのには理由があります。

聴き込んでいないからです。(苦笑)

また、今から聴く気もおきませんでした。(笑)

残りの1枚は、2枚組の「FAKER HOLIC」です。

これだけは意図的に処分しないでおいたものです。

最初のワールドツアーのライヴですね。

そのうちの1枚目、パリとロンドンでの公演を聴きました。

今あらためて聴くとシンセの音が安い。

けど、ノリが抜群に良い。

特に高橋幸宏氏のドラムが肉感的で最高であります。

思わず拍子をとって一緒に叩きたくなってしまう、このノリが恋しかったのかもしれません。

ここんとこ、英米の最新ヒットチャートものという、異常に作り込まれた音ばかり聴いていた反動でしょうか。

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