9月17日(土) |
忘れていた名曲に涙 「レッド、ホワイトブルース」ではありませんよ。(苦笑) 同DVDを買うことは買ったもののまだ鑑賞しておりません。 タワーレコードで買う際に、同作の{三千九百九十円}という価格を考えたらポイントのためにあと10円と反射的に反応しますよねぇ。 店内をさまよってみましたところ、今すぐこれ欲しいという作品がみつかりません。 で、迷った時のベストもの、ということで以前から何回か手にとってながめたことはあるCDを一緒に買うことに決定。 私が1枚もアナログ盤を買ったことのなかったアーティストmichel polnareffの「ポルナレフ・ベスト」です。 70年代の一時期に彼は日本で絶大な人気があり、一世風靡していたと言ってもいいかもしれません。 もちろん私もラジオ放送のヒットチャート番組などで彼の数々のヒット曲を耳にし、また口ずさんでいたりもしたものです。 当時の私はロック系の音楽をアルバムとして聴いていたので、チャート系アーティストの作品購入優先順位が低かったために、彼のアナログ盤を1枚ももっていなかったのかもしれません。 私の記憶によるので事実かどうか補償できかねますが、確か75年にテレビのチャンネルを回していたらNHKで、確か「世界のワンマンショー」という番組にたまたま彼が出演していて確か進行役は黒柳徹子でした。(確か多用失敬) ちょうどその時にやっていた彼の肉声によるトランペットの音色の真似は、十代の私の感性に衝撃を与えてくれ、それ以降は番組を最後まで見たと記憶しています。 その番組を見終えて、見た目だけでなく人間性もエキセントリックな人だな、と印象に残ったことも覚えています。 このベスト盤を聴き始めると、即座に懐かしみモードに突入。 変化に富む楽曲群は当時のポップスのアレンジ法博覧会的雰囲気も漂わせつつ、オヤジを酔わせてくれるのでした。 そして17曲目が始まった時、、、 それは知っていたのに忘れていた曲「哀しみの終わるとき」でした。 単純な構成の短い楽曲ながら一気に私の感情は高ぶり目に涙状態に! が、現代の若者が聴いたら笑っていいのか泣けばいいのか迷う曲調とも言えるかも、、、(汗) いやぁ~当時はポルナレフってけっこうヒット曲連発してたよなぁ、と懐かしんだあなた、是非買ってみてください。(笑) それと副産物として、ラテン系の音楽が中南米音楽に絶大な影響を与えた、というか土台の大きな部分を占めることを再認識させられました。 |
9月10日(土) |
進行役はクリ爺(監督も) 今回は"THE BLUES Movie Project"というシリーズものの最終7作目にあたる「ピアノ・ブルース」を見た感想です。 だいたいこれがシリーズものだと私が知ったのは、このDVDを買ってライナーを読んだ時だったという体たらく。(苦笑) 本作を初めて知ったのも7月にジャコのDVDを買ったその日でしたし。 この作品はクリント・イーストウッド(以後我家の愛称クリちゃん)が監督し、かつ作品中で進行役もつとめています。 実は連れ合いがマカロニウエスタン~ダーティーハリー~現代まで一貫してクリちゃんの熱烈なファンだったことによる勝手な馴れ馴れしい愛称なんです。 クリちゃんがジャズ大好き(かつロック軽視)だということを知っていた私は、題材にブルース・ピアノを選ぶというのはちょっと意外だという第一印象を受けました。 歴史の浅いアメリカ合衆国にあって伝統を重視するクリちゃんのことですから、ジャズのルーツはブルースだ、ということなのでしょう。 で、一言で言えば中身濃いです。 ブルース好きな方でしたら必見ですね。 最初の方で、あのデイブ・ブルーベックがクリちゃんを前にして即興で演奏するシーンでは、いきなりもっていかれて泣きそうになってしまいました。 普段私が魂で音楽を聴いてないことが浮き彫りになってしまった出来事です。(苦笑) また、昔の演奏家の方が演奏が格別上手いし、良い意味での娯楽性にも富んでいたように感じました。 楽器は進歩してるけど演奏能力は退化してるのじゃあないかとも、、、 それからピアノを弾く方でしたら、特にブルースが好きでなくとも見てみられることをおすすめしますよ、曲芸に近い超絶演奏も一部含まれてますんで。(笑) さぁ~て、このシリーズの中でブリティッシュ・ロックのルーツとしてのブルースに焦点を当てた3作目の「レッド、ホワイト&ブルース」がアマゾンのおすすめにあったけど、ここはポイントがつくタワーレコードで取り寄せるか。 っと、さっそく電話してみたところ店に在庫があるとのことなのでとりおきを頼みました。 注意力散漫だったためか先日お店に行った時にみつけることができなかった、という事実からも加齢が気になる今日この頃の私。(汗) |