2001年10月分

音楽雑記帳

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10月29日(月) 盤質劣化、内容幻滅

先週末に「音盤掘り出し市」に行ってみました。

ヒップホップ系のアナログ盤が多く、他の多ジャンルに渡るアナログ盤も含めると全体の過半数を占めていました。
中古CDはプライベート(海賊)盤以外は少数で、かつ珍しい作品はありませんでした。

さらに数の少ない(誰も見向きもしない)100枚ほどの中古洋楽LDの中から、おそらく今後もDVD化されそうもない4作を買ってしまいました。

そのうちの1枚「PLAYBOY JAZZ FESTIVAL Vol.2」は1982年6月にロサンゼルスで行なわれたジャズイベントを収録したものです。

お目当ては末期のweather reportでした。

ところがどっこい(死語、か?)再生開始と同時に画面のノイズに驚かされました。

今までも中古LDを買ったことは何度もありますがこんなひどい画像は初体験です。

多分プラスチック(アクリル)が経年変化で劣化してレーザー光線を通さなくなったのでしょう。

飛ばし再生こそありませんがチャプター・サーチで誤動作するほど盤面は傷んでいました。

それでも期待して見た彼らの演奏のできは?

代表曲のさわりの部分だけつなげたメドレーや、短縮版にされた「Birdland」など残念ながら中途半端に終わっていました。

重ね重ね落胆しました。

万が一この作品がDVD化されても絶対に買わない、と誓ってしまいました。

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10月19日(金) 偶然の一致か!?

このところ試聴して気に入ってしまう作品と出会う機会が何故か増えています。

ジャズのコーナーでmike sternの新作を聴いてみると、彼のソロ・アルバムとしては初めてボーカルが入っていました。

音楽性は少し、ギター奏法自体はかなり異なるものの、なんとなくpat methenyを連想してしまいました。

こちらは買おうというところまでいきませんでした。

ただこの作品にベースで参加しているrichard bonaという名前をどこかで目にしたような気がしました。

ふと隣にある作品に目を移すとその人のソロ・アルバムではありませんか。即そちらの試聴に切り替えました。

説明文を読むとNHKのみんなの歌で流れた作品がボーナス・トラックとして国内盤にのみ収められているとありました。

農村にいたころにはその番組をよくラジオで聞いていました。
が、この5年ほどはまったく聞かなくなっていたことに気がつきました。

各曲の頭の部分を拾い聴きしてすぐに買おうと決めました。
地に足の着いた私の好きな世界だったからです。

REVERENCE」というタイトルのその作品はソロ・アルバムとして2枚目だそうです。

帰宅して解説を読むとpat metheny groupに参加することが決まったと載っていました。

そうです、先日同グループのDVDを見た折に、彼らのサイトで彼の名前を一度見ていたのです。
まだ新メンバーでの音を聴いていないのでたいして気にとめなかったのだと思います。

どうやらボーカルとパーカッションで参加するようです。

ギターを弾く時のリズム感は素晴らしいですし、ベースにいたってはジャコより上手いのでは、と感じさせるくらいなのでもったいないと思います。

おそらく最終的には色々な楽器を演奏することになると予想しています。

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10月11日(木) 日常化した非日常

先日タワー・レコードで時間をつぶしていたところテクノの試聴コーナーでSystem 7の新作をみつけました。

ちょっと気になったので全曲を頭の部分からチェックしたところsteve hillageがけっこうギターも弾いていて気に入りました。

タイトルは「_SEVENTH WAVE」で、彼らの7枚目のアルバムになると買ってから知りました。
1枚目はもっているものの、その後まったくフォローしていませんでした。

プログレのコーナーなども設けて頑張っている地元資本のCD屋さんを応援しているので、通常多少安くてもタワーでは買わないようにしている私です。
外資系は「儲けさせず潰さず」程度でよいと個人的に思っているからです。

しかし今回は発売元がBEAT RECORDSで流通形態が特殊なためなのか、そのお店のパソコンで調べてもらっても新作の情報をみつけることができませんでした。
仕方がないので今回はタワーで購入しました。

全ての楽曲が踊らせ気持ちよくさせることを意図して作られているので、本来はダンシング・ハイ状態で聴くべきでしょう。

昔はドラッグの助けをかりていましたが、現代は踊ることによって脳内で分泌される物質で快感を得ているわけで、いわば自給自足の非日常でしょうか。

もっとも実際にはドラッグを併用している輩が多いとの情報も目にしますが。

私の場合踊らずに聴いていても充分気持ちよいです。

良くも悪くも日常と非日常の間の壁が非常に薄く脆くなっている時代に生きているのかもしれませんね、我々は。

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10月5日(金) パソコンで映像作品を鑑賞してみる

私は現在DVDプレーヤーをもっていませんし、すぐに買う気もありません。

最近発売される映像作品はメディアとしてVHSビデオとDVDという組み合わせがほとんどです。

私が利用しているLDも併せて作られるのは、ヒットした映画のような一部に限られるようになってしまいました。

音楽作品に関して、クラシック以外のジャンルではもうLDというかたちでは販売されないのではないでしょうか。

ですからここ数年私は、どうしても見たい音楽作品を買う際にVHSビデオを選択せざるをえませんでした。

が、先日コンボドライブを搭載したパソコンを購入したことによりパソコンでDVDを鑑賞できる条件が整いました。

そうなるとDVDを買ってみたくなるのが人の常。
タイミングの良いことにpat metheny groupの「IMAGINARY DAY LIVE」がちょうど発売されたところでしたので、さっそく買ってしまいました。

当時の来日公演を見ていない私にとっては嬉しい贈り物ですし、大満足の内容でした。

ただし液晶モニターを使用しているのでフルスクリーンにすると斜めのギザギザがちょっと気になりました。

そうだ、VHSビデオにダビングしてテレビの画面で見よう!
と思ったら、複製不能マクロビジョンでした。

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