8月26日(土) |
待望の映像入手 あれは80年代の終わり、友人の家での出来事でした。 NHKで放映されたインド音楽の番組を録画したビデオをいっしょに見た時の、笑ってしまうほどの超絶技巧が今よみがえる! その時即座に頼んだダビング・ビデオが、10年以上の歳月の後に、ついに手元に届きました。 知る人ぞ知る「芸術劇場」、サントゥールのシヴクマール・シャルマとタブラのザキール・フセインの共演です。 共演部分の演奏ももちろん素晴らしいのですが、二人がそれぞれの楽器を解説するところが貴重です。 特にタブラのリズム・パターンを声で表現してから実際にタブラで演奏してみせるくだりが凄いのです。 血筋が良い上に、5歳でタブラを叩き始め11歳でプロになったそうで、ただただ圧倒されます。 パターンの加速度的複雑化には降参するしかありません。 そのエスカレートの仕方はスラップスティック・コメディーのドタバタ度の増加曲線に近いものがあります。 「数学」ほどではないにしろ「お笑い」は「音楽」と密接な関係にあるのかもしれません。 |