2000年2月分

音楽雑記帳

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2月29日(火) 構成に反映する即興性

先日ウェザー・リポートに対するいわゆるトリビュート盤「Celebrating the Music of Weather Report」がTELARCから出ていたので手に入れました。

著名なセッション・ミュージシャンが多数参加していますがオリジナルと比較するとかなり軽い音になってしまっています。ですからBGMとして聴いても邪魔にならないでしょう。

しかしそれでも楽曲のもつ個性はまったく色褪せていないのには感心させられました。

楽曲の作り自体の中に即興性が封じ込められているのです。

いわゆる即興演奏のソロの部分ではなくきっちりと構成が決まっている部分を聴いていても、そこにひらめきがあふれています。

全11曲中ザヴィヌル作が7曲(1曲はA・ジョンソンとの共作)ショーター作が4曲でジャコの作品は彼自身のトリビュート盤があるためか入っていません。

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2月24日(木) クラフトワークのニュー・シングル+1

昨年末に新宿のディスク・ユニオンでKRAFTWERKの「TOUR DE FRANCE」が映像のおまけ付きでCD化されているのをみつけました。

アナログの12インチ・シングル盤を処分する際に、同店に予想外に高く買い取ってもらった過去をもつ私は曲自体はあまり評価していなかったのですが映像を想像して購買意欲をくすぐられてしまいました。しかしその時は価格に妥当性がない(高過ぎる)ので見送りました。

鹿児島タワーレコードでそのCDを1,290円というリーズナブルな値段で購入したのが先月でした。映像は期待外れで残念でしたが。

先日またまた彼らの新録音シングル盤が同じ値段で売られているではありませんか。しかも今度のタイトルは「EXPO2000」(笑)。

毎度お馴染みの彼らならではの少ない音数で気持ち良いです。アルバムは出るのでしょうか。

さて今回の+1は名前だけは知っていたアトム・ハートという南米チリに住むドイツ人アーティストがセニョール・ココナッツという別名義でのプロジェクトで発表した「ジャーマン・ダンス」というアルバムです。

内容はクラフトワークの楽曲をラテンでカバーというものです。クラフトワークをお好きな方は必聴です。そして必笑です。

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