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その後の新燃岳

No.184(2012.02.26+28)


東日本大震災発生以降、その報道が無きに等しい新燃岳の火山活動についてご報告します。

振り返れば、実生活同様ネット上の拙サイトも正月気分は皆無に新年を迎えました。(苦笑)

今後も希少な常連様向けにピンポイント的発信を続けたいと思いますのでよろしくお願いします。

さて、一部専門家からは新燃岳が今月中に再度大噴火する可能性ありとの声があったものの、今のところその兆候はありません。

時々水蒸気や火山灰と思われるものが火口から立ち上ることはあるものの、身体で感じる火山性微動はまったくないという現況です。

ただし、今年に入って以後いつ頃からだったのかをはっきり覚えていないのですが、ジェット機の飛行音に似た轟音が霧島連山の方向から昼夜を問わず連続して聞こえるようになっています。

我が家から見ると轟音が聞こえてくる方向の延長線上に韓国岳が位置しています。

これまた一部専門家から、今後は韓国岳の噴火にも要注意、との指摘があったことから、もしかして次は韓国岳が噴火するのか、などと勝手に憶測しつつありました。

もっとも、それにしてはマスコミが報道しないなぁ、とは思いましたが。

その後、轟音の発生源を思い出しました。

新燃岳火口から約3キロに位置する、我が家等に供給されている温泉の泉元における地中からの蒸気噴射音だったのでした。(汗)

私は5~6年前に湯元に行ったことがあり、その時に現場では大きな声で話さないと会話ができないくらい蒸気噴射音が騒音として鳴り響いていました。

当時その音は我が家までは到達していなかったので、現在の轟音はかなり大きいと推察されます。

何せ夜寝る際に雨戸を閉めていても寝床まで聞こえてくる音量ですから。

その音が昨日(平成24年2月25日)夕方から夜寝る頃にかけて、かつてない程の大音量となっていきました。

昨年の大噴火後に火口付近から聞こえてきた轟音より大きな音でした。

このままでいくと蒸気噴射口からマグマが飛び出すのではないか、とちょっと大袈裟かもしれませんが、不安になりました。

ところが今朝起きてみるとすっかり静かになっていました。

轟音は止まってはいないものの、相当小さな音になりました。

このまま新燃岳の火山活動が沈静化する確率は低い、そうですが、そうなることを期待しています。

* 追 記 * (2012.2.28)

本日某所に確認したところ、事実誤認が発覚。(汗)

何でも当該湯元に近いところにある市営温泉の蒸気噴き出しが弱くなったために掘ったそうな。

そして消音器が未設置とのこと。(消音器があるとは驚き)

要するに自然現象ではなく人為的な現象だったんですね。

しっかし新燃岳の活動が続いている最中にすることか、広報も不徹底に!?

最後は往年のクレージー・キャッツのフレーズで。

紛らわしい事するなこの野郎!


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