私の知る限り、新燃岳の大噴火を事前に予知予測した学者はいない。
その噴火活動が徐々に活発化していたにもかかわらずだ。 ところが、いざ大噴火した途端、事前に予兆があったとの知見をあたかも大噴火を予測していたような口ぶりで臆面もなく披露する学者先生あり。 先生と呼ばれるほどの何とやら、か。 私は、今回の一件で今後一切そういう類の学者は信用しないことにした。 ただし、観測データの分析により半年くらい前から地下のマグマが新燃岳に移動していた、との指摘は正しいと感じた。 私が今回の大噴火の遠因と考えている事象との整合性があるからだ。 昨年の7月2日深夜から翌3日早朝にかけて、当地では前代未聞の大雨が降った。 台風銀座と言われる九州南部に移り住んでから、私は大型台風の直撃などによる暴風雨で何度か恐ろしい体験をしてきた。 そんな私が雷を伴った大雨で、それら以上の恐怖感を覚えた。 何故なら雨が激しく降る状態が異常に長く一晩中続いたからだ。 土砂崩れでも起きるのではないかと心配になったのは、生まれて初めてのことだった。 幸い、我が家には一切被害はなかったものの、あちらこちらで崖崩れが発生し、旧町内では亡くなった方もいた。 霧島から国分へ通じる幹線道路が2車線とも崩落するというトップニュースとしてテレビで報じられた大事故も発生した。 この時大量に降った雨が土中に浸透し、その重みでマグマがゆっくりと移動を始めた、と私は大噴火後の早い段階で考えるようになっていた。 何人かの知り合いに、この仮説を話してみたところ、その反応は鈍かった。(苦笑) 以後、この考えを人に話すのを控えていたのだが、、、 過日、ネットに下記リンク先の情報を発見。 我が意を得たり、である。 |
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