前回このコーナーを更新した翌日に東日本大震災が起こりました。
その日の午後3時頃に、東京都心で被災直後の知人から、揺れが尋常ではなかったので東京に住んでいる私の母の安否を心配して、緊急電話をいただきました。 即実家に電話してみましたが、既に回線が混雑していて全然つながらず、結局当夜の7時半ごろにたまたま電話が通じて実家には何の被害もないことが分かりましたが。 緊急電話があった後すぐにテレビを見たところ、凄まじい大津波の様子が生中継されており、我が目を疑いました。 それまでは新燃岳が爆発的噴火をする度にテレビのニュースで報道されましたが、大震災後はまったく報道されなくなりました。 それぞれの災害による被害規模の極端な違いから当然の結果だとは思います。
噴煙がどんどん上空に上がっていき、今までの噴火で一番高い上空4,000メートルまで上がったと後にニュースで知りました。 その様子を続けて撮影したのが下の2枚です。
最終的にはこの写真の1.5倍くらいの高さまで噴煙が上がり、例によって都城市方面へ流れて行ったのですが、、、 その後風向きが変わり、噴煙の後半半分はこちらに向かってきました。 が、火口から約7キロに位置する当地の降灰はごく少量で、ほとんどの火山灰は上空を通過したようです。 その後3月23日朝にも同程度の爆発的噴火を目撃しました。 記録によると4月3日に噴火してから今現在まで噴火はありません。 火口から時々蒸気が噴き出しているので、まだ終息したわけではなさそうです。 私が考えている今回の大噴火の遠因や、テレビ局による噴火報道に対する私の印象等は次回以降に続く、とします。 ところで、桜島の噴火頻度が高くなっているようです。 新燃岳が噴火したのか、と思うくらい大きな振動(空振か)がこのところちょくちょく当地まで伝わってきています。 東日本大震災の余震といい、今後も我が国の天変地異には充分な警戒が、それとともに非常時の準備も欠かせませんね。 |
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