1月26日夕方、霧島市牧園町で用事を済ませつつ新燃岳の噴煙を見ていたら、噴煙の色が白、灰色、黒とちょうど変わっていくところでした。
雑用を済ませて帰宅すると火山性微動が揺れっぱなし状態。 いつもと同様に夕食前に風呂に入ってみたものの、浴室の大きな窓が新燃岳火口方向に面しているため、ゴウゴウという轟音が聞こえてリラックスできず。 風呂から出て、さあビール、となるところなのだが、、、 何か言いようのない激しい不安感におそわれ食欲もなければビールも飲みたくならない。(冷汗) 正直どこか安全な場所に避難したいと思った。 連れ合いが風呂からあがってきて、早く食事にしよう、と言う。 よく平気でいられるもんだと驚く私。 ご近所さんに電話してみたが、電話口に出たのが奥さんで、やはり避難する気毛頭なし。 仕方がないので、ビールを飲み始めるも味がよく分かんない。 普段の半分の量も飲み食いできない心の状態なので、さっさと眠ることにする。 夜中の0時半、ドッカーンという大音量の爆発音で目が覚める。(恐っ) 断続的に爆発音がするたびに、雨戸、サッシが揺さぶられるように振動して大きな音をたてる。 家のすぐ近くで打ち上げ花火が爆発したような感じだ。 隣で熟睡している連れ合いは目が覚める気配なし。(嘘だろ) その爆発音は断続的に続き、静かになったのは午前4時。 それからやっと眠ることができました。 後日、複数のご近所さんに聞いたところ、どこの家庭も女性は平気で寝ていて、男性だけが恐怖感に震えていたことが判明。 その昔、女性が入山できなかった理由はこのような感受性の大きな隔たりにもあったのではないかと妙に納得した。 で、翌27日に下界へ買い物に出かけることになり、その道中で連れ合いが車の助手席から写真を撮りました。
稜線の右に見えているのが御鉢と高千穂の峰で、既に火山灰が積もっているのが分かります。
この直後に大噴火後最初の爆発的噴火で火口の左側から真上に向かって勢いよく噴煙が登っていくのを車中で目撃したのですが走行中でシャッターチャンスがありませんでした。 |
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