霧島連山新燃岳の大噴火から一か月経ちました。
記憶が薄れないうちにここに概略を記しておこうと思います。 私は10年ほど前に一度だけ高千穂河原から中岳を通り新燃岳へと登ったことがあります。 頂上から火口を見下ろしたら、はるか下方にコバルトブルーの美しい火口湖(?)が見えたこと、また、地面を触ると熱をもっていて、舗装したての道路みたいだな、と感じたことをおぼえています。 去年のいつ頃からだったか、地震とは異なった火山性微動をしばしば感じることがあり、火口から断続的に水蒸気らしきものが吹き上がるようになりました。 温泉の浴槽から湯気が上がるような、のどかな眺めでありました。 きっとコバルトブルーの水が熱せられてるのだろう、などと勝手に解釈してました。 時々断続的に起きていたその現象が、徐々に頻繁にかつ長時間続くように変化していきました。 今年に入ってからは火口の風下に流れているのが水蒸気ではなく火山灰だということが分かりました。 そして数日間連続して噴煙を上げ続けた後、1月26日の夕方からゴウゴウと轟音を響かせながら噴煙の勢いが激しくなりました。 家の中のドアや引き戸は断続的にガタガタ音をたて続けるようになり、うるさいのでティッシュペーパーを丸めて挟み込んで消音しました。 ちょうどその時に私が霧島市牧園町へ2往復しなければならない雑用があったために、夕方の犬の散歩を連れ合いに頼むことになりました。 以下に掲載する写真は全て連れ合いが撮影したもので、トリミング等手は加えていません。
ここまではまだまだ序章なんです。 一気に今日までの噴火活動について書こうと思っていたのですが、久々の更新で感覚が鈍っていたのでここまでといたします。 つい先ほど本日夕方、久々に噴火しました。 まだまだ終息宣言は当分発せられそうにありませんね。 |
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