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へた隠し

No.158(2007.03.19)


田舎暮らしを始めてから数年間は一生懸命野菜の栽培に取り組んだものでした。

ど素人が作るのですから、そう簡単に美味しい野菜に育つわけがありません。

稚拙に試行錯誤していた時期であったにもかかわらず実際に体験できたことは、野菜にとって鮮度がいかに大切か、という当たり前のことでした。

以後は、スーパーで買おうが無人販売所で買おうが、野菜や果物を選ぶ時は鮮度をもっとも重視するようになりました。

先日某大手スーパーマーケットで菜物野菜を買おうとした時のことです。

葉の元気さを見た目で判断するだけではなく、根の切り口の乾燥具合を点検するのが習い性になっている私ですが、、、

透明なビニール袋に入ってるのに、根の部分だけ色がついてて切り口が見れないようにしてある。(汗)

どういう意図があるのでしょうか。

不愉快になったので、その菜っ葉の良し悪しに関係なく買うのをやめました。

今度は別のスーパーに柑橘類の果物を買いに行った時のことです。

ミカンより一回り大きい柑橘類の鮮度を判定するには、へたの部分を観察します。

収穫後に時間が経過してくるとへたの部分が外れてしまうことが多々あるからです。

はっさく、いよかん、とそれぞれビニール袋に4個ずつ封入して陳列されていました。

手にとって、へたを見ようとするも、、、

これまた見ることができない封入の仕方がされていました。(怒)

その方法とは、まずビニール袋の底の方に2個のそれをへた合わせの状態で入れ、その上に残りの2個もへた合わせにして90度回転させてピタッと収めるのです。

よくもまあ考え付いたな、悪知恵野郎。(蔑)

その後いくつかのスーパーで確認したところ、柑橘類果物のこの入れ方は結構一般的になっていることに初めて気付きました。

客を見下しているのでしょうか、店長さんに質問したくなるところですね。

へたは隠せても、商売下手が露呈してるんですけど。(苦笑)


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