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マクロビオティックとの出会い (1)

No.35(2001.01.28)


今回からは私がどのようにしてマクロビオティックに出会ったかを連載します。

私は独身時代には親元にいましたのでごく普通の食事をしていました。

その後結婚した際にごはんを白米から玄米にかえました。

その理由は、反体制っぽくてかっこいいし身体にも良さそうだ、という軽い思い込みでした。

恋愛期間に、二人とも音楽はロックが好きだったのでそういう音楽をかけるあやしいお店によく行きました。

当時は過去に学生運動やヒッピーをしていたいわゆる団塊の世代の人達がその手のお店をしていました。

そんな中に自然食を食べさせてくれるところがありました。

初めて玄米を食べた時に特別美味しいとは正直思いませんでしたが、かといってまずいとも思いませんでした。

玄米はかたいという先入観を持っていたので意外に柔らかくて驚きました。

これなら食べ続けることができそうだなと感じました。

しかし現代と違って当時の家庭では生活方法の決定権は親がにぎっていましたので実家で玄米を食べるというのは実現不可能でした。

そんな状況だったので「結婚したら玄米」があの頃の二人にとって最初の自己主張のように感じられたのかもしれません。

若かったので何か人と違うことをしてみたかったのでしょう。


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