買っていいのか、それともいけないのかという話題が昨年盛り上がった(?)ようです。
買ってはいけないようなものは最初から売ってはいけないようになっているのが理想だと思います。 さて、その際に化学調味料も論争の種になっていました。 私は食事法をかえた13年前に化学調味料を使うのを止めました。 科学的に見て化学調味料に有害性があるかどうかは棚上げにして、当時の個人的な体験を記しておきます。 止める前から化学調味料を単体では使っていませんでしたが、「XXだし」や「XXの素」のような一成分として化学調味料が含まれているものは喜んで利用していました。 もちろん味噌汁にもそんな「簡単だしの素」を入れていました。 それで突然昆布と椎茸でだしをとった味噌汁に変え、それを飲んだ時には驚かされました。 やたらと塩っ辛いのです。 何故だかお分かりでしょうか? それまでの化学調味料の多用によって味覚が麻痺してしまっていて「だしのうまみ」を感じない舌になっていたのでした。 その後しばらくして味覚は回復しました。 この現象は直射日光で文字を読んでいて室内に目線を移すと真っ暗で見えないことに似ています。 味覚や嗅覚は、命の元である食べ物が腐っているかどうかを判別する重要な感覚です。 ただでさえ視覚や聴覚ばかりを刺激するものであふれかえっている時代に便利だという理由だけで味覚を麻痺させる化学調味料を使う気にはなれません。 |
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