タッチパネルが誤作動するという不具合が生じたファーウェイ製のMediaPad T3(BG2-W09)が、もしかしたら直っているかも、と根拠なき期待をしていた私。 しかし数日後に確かめてみたところ、壊れたままでした。 さらに3週間ほどたってから、念のためもう一度試してみよう、と再度起動してみました。 するとどうしたことでしょう、タッチパネルの誤作動が起きません。 時々タッチした際の反応があぶなっかしいものの、実用に耐える状態になっていました。 一度初期化してしまっていたので、アプリの更新や、購入したアプリの再インストールをしてみました。 特に問題は起きません。 まだ確証はありませんが、どうやら使い続けられそうだ、という感じがします。 どうして元に戻ったのかを、自分なりに考えてみました。 私がタッチパネルの構造や仕組みに関しては無知であることを前提に話を進めます。 メーカーのサポートに電話した際に、一番最初にオペレーターにきかれたのは、パネルに保護フィルムをはっているか、ということでした。 同製品のアマゾンのレビューには、保護フィルムをはると故障の原因になる、としているものがあったことも思い出されました。 にもかかわらず、貧乏性の私は安物タブレットでも大切に使おう、と硬質ガラスのフィルムを最初からはっていたのでした。 このフィルムをはったことが不具合発生の原因だったと推察しました。 Nexus7世代のタブレットと比べると格段と薄くなっている現在のタブレットは、本体にある程度の柔軟性があります。 両手でひねったり、そらしたりすることができるのです。 この柔軟性が裏目に出たのではないかと考えています。 硬質ガラスの保護フィルムはタッチパネルとしっかり密着します。 フィルムとパネルは材質が異なるので温度変化による膨張収縮の仕方も違うはずです。 不具合が発生した時期は、フィルムをはった時から季節が移り変わり気温がだいぶ低くなっていました。 その際のフィルムとパネルの縮む比率に差があるために、パネルに反りか歪みが生じていたものと思われます。 肉眼では判別できない微妙なものです。 その状態が長期間継続したことで、誤作動という不具合を発生させたのではないでしょうか。 不具合発生後は、フィルムをはがして放置していました。 このところの気候は、日中と朝晩の温度差が非常に大きくなっています。 タッチパネルが膨張収縮をくり返しているうちに元の状態に戻った。 私はそう考えました。 不ぞろいの物をそろえようとする際に、ゆさぶると効果的であるのと似ていませんか。 超スローペースでタッチパネルをゆさぶったようなものですから。 とにかく直ってよかった。 もうしばらく使い続けてみます。 望むらくはサポート窓口で、フィルムをはがしておけば自然に直ることもある、と教えてくれるという対応でしょうか。 メーカーとしては少しでも製品を多く売りたいでしょうから、無理な要望になるのか。 とりあえず、どなたかの参考になるかもしれないので、一つの実例としてここに記録しておきます。 |
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