そもそもインターネットを楽しむためにパソコンを購入したわけですから、ホームページを閲覧するブラウザの選定は最重要事項でした。
当時のパソコン雑誌、書籍には、ネットスケープ・ナビゲーター(以下ネスケ)とインターネット・エクスプローラー(以下IE)の性能比較記事がよく掲載されていました。 プログラム自体の起動時間はIEの方がやや短いものの、ホームページを読み込む速さではネスケが圧勝という状況でした。 ですからその頃はまだ有償であったにもかかわらず、私は迷わずNetscape Communicator Ver.4.03[ja]を手に入れました。
その後程無くネスケも雑誌の付録CD-ROMに収録されるようになり、IE同様無償になりましたから、これが有償最後のヴァージョンだったのでしょうか。
もっともEメールを活用することも目的の一つでしたので、メーラーも組み込まれたこの製品は、ネット初心者の私にとっては大変重宝しました。 ネスケとIEがヴァージョン・アップ合戦を始めたのもこの頃だったかと思います。 その過程でIEの方が、問題化したOSとの抱き合わせ販売でネスケを圧倒していきました。 セキュリティー・ホールの問題を別にすれば、動作速度でもIEがネスケを抜いたとも聞きました。 それでもこのマシンで最後までネスケにこだわったのは、私が最初に使ったパソコンがMacだったからかもしれません。 |
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