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AIが方言を

No.124(2025.03.12)


朝のラジオ番組で、全国各地の方言が使われなくなっているために消えてなくなってしまいそうだ、と危惧するお話を耳にしました。
方言には地域の生活に根ざした繊細多様な、かつ情操を豊かにしてくれる標準語にはない魅力的な表現がある、と続きました。
ここまでは私も共感しつつ聴いていましたが。
先人からの貴重な遺産として方言を残すためにAIを活用してはどうか、と話は展開していきました。

なんでそうなるの、ちょっと唐突過ぎるんじゃあないですか、と私の心に不信感が。
どこだかの大学の先生がすでに実践なさっていることにビックリ。早っ。(失敬)
いわば方言辞典のようなものをAIに学習させて作ろうという試みのようでした。

日常生活で使われなくなった物事は消えていくのが必然であり、なおかつ自然なことである。私はそう考えています。
皆様のお宅に「はたき」はありますか。(笑)
我が家にはあります。使っていませんが。
おっと関係ありませんでした。(苦笑)

ユダヤ人たちがアウシュビッツの生存帰還者に聞き取りを重ね、当時の状況に関する質問に正確に答える人間そっくりなアバターを作成したことをテレビで見ました。実体験者がいなくなった時のためにです。
彼らは日本人に対して、原爆被爆者について同様の試みをすすめている、とのことでした。

方言を残すことに意味、意義があるとして、AIを活用するのならこのやり方のほうがスマートだと感じます。

もっともAIは「方言」より「放言」のほうが得意そうですが。


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