トップページへ

疎密で格差確定か

No.61(2006.02.25)


これで4度目になるでしょうか、昨春にオープンした隣県の大規模店舗へまた行ってきました。

私は、都会で育ったためか時々人ごみが恋しくなります。

この施設に行った帰りには同市内にある商店街の中心であるデパート前交差点付近にも必ず寄り道してきました。

二つのデパートや商業雑居ビル等をのぞいて、客足が減っているかどうかを確かめるためです。

過去3回に限って言えば、ちょっと交差点付近の人通りが減ったかも、という程度でした。

今回はビルだけではなく、旧来から人通りの多かった○○通りというアーケードを歩いてみました。

数年前からところどころに空店舗が目立ち始めてはいましたが、、、

お店は飛び石、人影まばら、という大規模店舗の影響受けまくりの寒い光景に驚かされました。

これでは住んでいる別荘地とあまり変わらないんですけど。(汗)

悲しいことに、いわゆる「死んでる」状態になってしまっていたのです。

人が寄り付かなくなるとどうなるのかを目の当たりにし、背筋がゾッ!

さて、これを大風呂敷化して(苦笑)人口の偏在について考えてみましょう。

以前にラジオ放送で耳にしただけなので、事実かどうかは分かりませんが、その統計を参考にします。

全国の市町村のうち8割で過疎化が進んでいるそうです。

ただし、その8割の市町村に住んでいるのは全国民の2割にしかすぎないとのこと。(冷汗)

国民の8割は大都市や都市化が進む市町村(というか実際は区と市だけでしょうが)に住んでいるわけです。

これじゃあ過疎地が置き去りにされても、そんな所に住んでいるから悪い、と言われそうですね。(泣)

当地でも御多分に漏れず市町村合併が成されました。

結果として市としては人口が増加しているものの、旧町であった私が住んでいる地区としては過疎化が依然として進むということになります。

当地は観光地なのでまだ多少の救いはありますが。

思い切って始めた田舎暮らし。

良かったんだかどうだか、後ろを振り返って悩んでしまう時もありますね。


前に戻る 目次へ戻る 次を読む