ロックという言葉の前に「日本の」を付けて洋楽と区別していたこの頃は、まだまだ邦楽界の中でロックはマイナーな存在だった。 当時のロック仲間の中で唯一国内アーティストのアルバムも買っていた(笑)私にとって、一押しバンドの一つがサディスティック・ミカ・バンドだった。
残念ながらミカ・バンドの生演奏はアルバム「黒船」が出る前に一度しか見ていない。 それから残りの4人で活動を続けたのがこのサディスティックスである。 この年には上記2回のあいだに10月4日の新宿ロフトでの演奏にも行っているので計3回見ている。 上の2枚のチケットを比べると随分感じが違う。1枚目ではまだミカ・バンドの延長線的?だが、2枚目は高橋幸宏氏の趣味かおしゃれ志向に変わっている。 当時すでにサディスティックス名義のアルバムが出ていたかは覚えていない。後に友達の家で聴かせてもらったが、やはりちょっと私の好みから外れていた。
そんな私が楽しみにしていたのはミカ・バンド時代のインストゥルメンタルのレパートリーだった。「嘉永6年・・・」
それから高中氏の「MAMBO No5」と「OH! TENGO SUERTE」もロフトでは演奏されたと記憶している。 追記(2001.02.26) ロフトの小さな切符(両面)を2枚のチケットのあいだに挿入しました。
追記(2022.05.14) 最先端とエバーグリーン(2012.05.03記) |
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