11月28日(日) |
三十年殺し、か 強烈な独創性は認めつつも私にとっては今一つその魅力が理解できなかった偉大なドラマーである故tony williams。 その昔サラリーマン時代に出張先のビジネスホテルのテレビでヤン・ハマーと共演している音楽番組を目にし、異様な8ビートのきざみ方に引いてしまったという悪い思い出すらあるのでした。 で、追体験でもかまわないから彼の凄さを実感したいと考えていた私は、90年代半ばに読んだジャズ雑誌において歴史的名盤とされていた「EMERGENCY!」を購入し鑑賞するもピンと来ず。(汗) 大好きなパット・メセニーが共演しているからという不純な動機で手に入れた「WILDERNESS」の良さもよく分からず。 さらにアラン・ホールズワースのギターが聴きたいという同じく不純な理由で買った「MILLION DOLLAR LEGS」を聴くも欲求満たされず。 先月隣県のタワーレコードに行った際に、懸賞に応募するためのついでの一枚、という最も不純で失礼な目的で買ったのが「BELIEVE IT」でした。 なんか聴いたことあるなぁ、、、 かつて友達のバンドが演奏しているのを耳にしたことがあると思われる楽曲が収録されていました。 ドラムをひきたてるための曲構成は置いといて(苦笑)、三十年後にやっと私も彼の凄さ、魅力を実感することができました。(泣) この作品を聴いていて私が凄さをなかなか分からなかった理由にも気付きました。 彼のソロやフィルを聴いていると、その独特なタイム感覚についていけない私はしばしば小節の頭を見失うのでした。(大汗) 若気の私はそれが気に入らなかったものと思われます。(笑) 下手に楽器をいじっていたことがマイナスになったようで、、、 素直に純心で聴いていれば良かったんです、はい。 心を入れかえて上記の作品群を聴き直してみっか。 |
11月10日(水) |
笑いながら怒る でもないか、、、 実はずいぶん前に、拙サイトの「網以後すぅ」からリンクしているmasakiさんのサイト「M's HOME」の音楽日記で紹介されていたのを見て、その後ずっと私が気にかけていたギタリストがいました。 なんでも、私の大好きなパット・メセニーの楽曲「bright size life」を意表をついたアレンジで演奏しているとのことだったもので。 で、例によってamazonおすすめコーナーで遊んでいたところ、まさしく該当アルバムが登場して david fiuczynski(デビッド・フュージョンスキーと読むらしい)というギタリストの「JazzPunk」というアルバムです。 音を聴いてまず連想してしまうのは、私の年代だったらおそらくジミヘンでしょうね。 フレットレス・ギターで中近東風なフレーズも多発しますし、ライトハンド奏法らしき早弾きもしますが。 私にとってこの手の音は、カタルシス・ミュージックにもなり、また活力もいただける効果があります。 技巧、感性のどちらにも独創性が感じられるギタリストであり、またアレンジにも面白さがあります。 もう少しこの作品を聴き込んでから彼の他のアルバムにも触手をのばすかどうか考えよう、といったところでしょうか。 |
11月6日(土) |
子守歌のち催眠学習法 いわゆるヘビー・ローテーションってんですか、さもなきゃマイブームとでもいいますか、ここ数カ月に渡って夜寝る前になると聴きたくなってしまうCDがあるんです。 私にとっての昨年のベスト音楽CDであったpedro aznarの「en vivo(ライヴ)」です。 この作品をFreeStyle(3・2・1 SPEAKER)で聴くと、まるで眼前で私のために歌ってくれているように感じます。 このシステム、以前に高域音が不足気味とこのコーナーに載せました。 が、それは小さな音量で聴いた場合のことであって、ある程度以上の音量で再生すればシンバルなど金物系の音も満足できる再生音となります。 楽器音もさることながら、肉声の生っぽさといったらもう、、、 初めてこの作品をこのシステムで聴いた時にはそれこそ鳥肌ものでした。 で、それ以降ずっと病み付きになってしまっているわけです。 聴いているうちにスキャットものは一緒に歌ったりもしちゃってる酩酊オヤジになります。(苦笑) あまりに良いので彼の他のアルバムをさらに数枚買い足してしまいました。 また、収録されている「septiembre」という楽曲に魅せられてしまったので、オリジナルが収められているivan linsのアルバムも手に入れました。 現時点で、私にとっては死ぬまでに聴く回数が一番多くなるであろうと予想される作品となっています。 よく、無人島に行く際に1枚だけ持っていくなら、という質問がありますが、その場合でももちろんこの作品です。(苦笑) 聴かずに死ななくて良かった! |