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脊柱管狭窄症を治す

No.270(2026.06.14)


前々回に脊柱管狭窄症について記載しました。
その後、一時的に改善した背骨の痛みが再発し、さらには腰痛も併せて発症するようになってしまいました。

週刊誌記事を再読したところ、どうやら私は反り腰になっているようだと見当がついたので、記事に載っていた矯正体操を試みました。
確かに腰のあたりに気持ち良さは感じるものの痛みは続きました。

起床時には痛みがないのに早朝の登山散歩後に腰や背中にピリッと神経痛を感じるのです。
痛みがおさまるまでは平坦なコースの散歩にすることとしました。

腰の痛みは今までに経験したことのないものでした。背筋を伸ばそうとすると腰に激痛が走るものの、胸骨の後ろあたりの背骨がポキッとはまるような感じがすると瞬時に痛みが消えるのです。

週刊誌記事に載っていた二つの体操を根気よく続けてみても完治には至りませんでした。

ある時コンビニで脊柱管狭窄症を自力で克服する方法についての本が目立つように陳列してあるのをみつけました。立ち読みしてみたところ何かの参考になりそうだと思い購入しました。

書名は長いです。
「脊柱管狭窄症 自力で克服!一生役立つ 痛みほぐし地図大全」猪瀬弘之著 文響社

タイトルから受ける印象はノウハウ本的ですが、内容は専門的かつ詳細で中身が濃いです。

載っている改善体操の種類が多いので、自分にはどれが適しているのか、なかなか判断できずにいました。

別のアプローチをしてみようと最後の方に載っている回復実例集を読んでみました。
そこに背骨がずれる症例があり、私の症状との類似点を感じました。

その患者さんが実践した三種類のエクササイズのうちの一つが私に適しているのではないかと直感しました。「股関節のばし」です。
反り腰を正す、という目的は私がすでに実践していた週刊誌記載の体操と同じです。

試してみたところ、初めてなのに劇的な効果が実感されることに驚かされました。一週間ほど続けると痛みもほぼ消えました。未体験の即効性です。登山散歩を再開しました。

結論だけ記すと、私の場合は腸腰筋に問題があったものと推察されます。登山散歩を続けていたので腸腰筋が発達していたようです。おそらく坂道を登る際に使う筋肉だと思われます。

筋肉は使えば必ず縮むので、運動の後には筋肉伸ばしのストレッチが必須です。
登山後に痛んだのは腸腰筋が縮んだことによって反り腰になっていたからだと考えます。

骨盤の位置を矯正する運動をしたところで筋肉によって引っ張られればすぐに反り腰に戻るのは当然です。要するに身体の内部の筋肉を伸ばす方法が分かったことで解決したわけです。

今回の一件で得た教訓があります。多くの骨がつながった背骨は複雑で、痛みを感じる部分に問題があるとは限らないということです。

まだまだ経過観察は必要だと判断してはいるものの、日常が戻った感じはあります。

この本の内容に関しては、手術や服薬が必ずしも最善の治療法だとしない点、並びに回復には当事者の努力が不可欠であるとするところに深く共感しました。
タイトルにある、「一生役立つ」は誇張ではないと思いました。


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