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蜂毒と体脂肪

No.260(2024.09.08)


朝の散歩中に路上で突然蜂に刺されてしまいました。しかも日の出から40分後くらいの早い時間帯にです。

歩いていると右足首あたりに激痛が走り、何が起きたのか分からないものの、とっさに左手でその場所をはたきました。次の瞬間に左ふくらはぎ内側に同じ激痛が起きました。今度は右手ではらいのけました。すぐさま今度は左の尻と太ももの間にまたまた激痛が発生。ここでやっと何かの虫に刺されたのだと気づき、再度左手ではらいのけると同時に走って逃げました。

あまりの早わざに虫の姿を見ることはできませんでした。ただし針を刺されたような痛みなので,過去の体験から蜂であることは間違いないと思いました。

その後の痛みはかつて経験したことがない強さで三ケ所とも一日中続きました。特に左ふくらはぎは刺された周囲が湿疹のように赤くなり、皮膚の表面に触れるとヒリヒリと痛みました。

翌日には痛みはだいぶやわらいできました。翌々日には痛みはかゆみへと変わっていき、刺された部分から少し離れたところもかゆくなることがありました。蜂毒が内部で広がっていたのかもしれません。

驚いたのは刺された翌日から体脂肪率が目に見えて下がっていたことでした。日常的な増減とは明らかに異なる大きな変動です。数日続いた後、徐々に通常の状態に戻りました。

蜂に刺されたことと体脂肪減少の間に相関関係があると思われます。因果関係である可能性もあり得ると考えました。
ただし、蜂の毒に対する特有の反応なのか、毒一般に対する生体防御反応の結果なのかの判別はできません。

刺された翌日から数日間は、念のため散歩の際にその場所を通らないようにしました。
三日目くらいの夕方に足もとに気を付けつつ、刺された場所に行ってみました。

するとスズメバチが路上でじっと何かをしているのを発見。刺激しないようにゆっくりと1メートルくらいまで近寄ってみました。

路上には台風通過時に落下した枯れ枝が車に踏みつぶされて木くずになったものが散乱しています。蜂の巣の補修で木くずを集めているのではないかと推察しました。

一心不乱に仕事をしているので私が近くにいることを察知していない、と様子を見て確信しました。私は躊躇せず一撃必殺と右足で踏み殺しました。一瞬の迷いで逆襲にあいますから。
普通は虫も必死なのでこんなことはできませんし、私は普段意味なく虫を殺しません。

蜂に対して意図的に脅威を与えたわけではないのに襲われたことに理不尽さを感じていた私なので、思わずとってしまった行動だと事後に自己判断しました。

刺された理由原因は同じように仕事をしていたスズメバチの直近に、不用意に足を踏み入れて驚かせたからだと思いました。

蜂の死体をじっくり観察しなかったので断定はできないものの、ネットで確かめたところ刺されたのが同じ種類ならモンスズメバチです。
刺された場所に再び来ていた同一個体かもしれません。

ネット情報によると、刺されたときに走って逃げること、一匹でいるスズメバチを殺すこと、ともにしていはいけないことだそうで。(苦笑)

ダブルNGをやっちまったにもかかわらずこの程度で済んでよかったと考えることにします。


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