新型コロナウイルスに感染して発症した状況については前々回に載せました。回復後数か月が経過して、体力は感染前と同じ状態にもどった実感があります。
基礎疾患なし、コロナワクチン未接種で、薬をまったくといっていいくらい服用してこなかった初期高齢者のコロナ発症実例の一つとして、備忘録も兼ねて記録しておこうと考えました。
まず最初に、後遺症はまったくありません。
逆に、予想もしなかった好転反応が腸内環境に起きたようです。
気づいたのは大便の排泄時でした。
元々便秘や下痢の症状はなかったものの、回復後には便の状態が明らかに改善していました。
気持ちよくつながって出てくるので排泄後には腸内にすっきりした感じが残ります。
しかもペーパーを使った際の汚れが極めて少なくなっていることには驚かされました。
食べているもの食事内容は変えていないので、自身の腸内環境が改善され腸内細菌のバランスが整えられたと考えています。
もっともその理由は発症時に一週間ほど断食に近い状態を経過したから、という可能性もあります。ただし過去に極端な少食や玄米菜食への切り替えを実践した時に経験した変化と比べても、より大きかったことは事実です。
完全な私見ですが、新型コロナウイルスが腸内環境に直接何らかの影響を与えているのではないかと思いました。
次にあげたいのは、一週間床に伏していたために失ってしまった両足の筋肉の回復が早かったことです。
毎早朝の一時間半山歩きを完全に再開する前に始めた軽い散歩の段階でみるみる筋肉がついていったのです、早過ぎるというくらいに。
身体が覚えていたのでしょうか、不思議です。
また、身体の各部位が日々どのような状態にあるのか、以前よりも敏感になりました。
違和感、動作時の痛み、歪みやズレが解消した瞬間の自覚、などです。
総体的に身体感覚が鋭敏になっています。
以上良いことばかりのようですが、実際に起きたことです。
新型コロナウイルスが良い結果をもたらしてくれたというよりは、人間が本来あるべき状態にもどしてくれたと考えています。
狂った状態からのリセット、原点回帰を促してくれたのではないでしょうか。いわゆるデトックスなのかもしれません。
私は体調管理全般にかなりの時間とエネルギーを費やしていると自負しています。
気がかりなことは壮年期に暴飲暴食をしていた時期があったことです。いわば負の遺産がどの程度身体に刻み込まれているのか。自身の修復力で克服できるかどうかは不明です。
過ぎたことは仕方がないので、向上心を保ちつつ今後の日常生活を送ることとしましょう。
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