農村で暮らしていた頃は夏場の草刈にかなりの時間を費やしていました。
マガヤにクズがからんだ状態の原野を刈るのは、エンジン刈払機を使っても相当な重労働であったことは以前のこのコーナーに載せました。 当時は私用と連れ合い用にそれぞれ背負い式のエンジン刈払機を計2台使っていて、当地に移住する際にはそのままもって来ました。 今の家で雑草を管理しなければいけないのは建物の裏のたかだか200坪程度の土地で、なおかつ高原の避暑地なので雑草の生育もそれほど旺盛ではありません。 よって強靭な雑草との格闘ともいえるような過酷な作業にはなりません。 移住後数年は私も刈払作業をしましたが、それ以降は刈払作業が好きだという連れ合いにまかせていました。 私用の刈払機は元々人に譲ってもらった古いものなので直に使えなくなり、メンテナンスをしながら使い続けていた連れ合い用の刈払機も3年前に壊れて使えなくなってしまいました。 それからというもの、連れ合いからは新しい刈払機を買ってくれとせがまれていたものの、先送りにして早2年が経過しました。 その間に裏の土地には一面に笹が広がり、中には私の背丈より高いものもちらほら、という状態になりました。 放置しておくのもそろそろ限度かと感じたので、先月刈払機を購入しました。 農村時代に一緒に酒を飲みながら農業に関することを教えてもらっていたT村I根氏が、刈払機は背負い式よりも肩掛け式の方が使い易くて作業が楽だ、と言っていたので、当時の助言に従って今回は肩掛け式のUハンドルタイプにしました。 共立刈払機のSRE2410UTです。 農機具業界でも技術革新があったようで、安全装置が付いていたり、軽量化されていたりします。 購入後にまずは私が2回刈払作業をしてみたところ、昔T氏が言っていた通り、非常に楽でした。 ただし、2年間に笹が成長してしまっている現状では連れ合いが作業をするのは危険なため、3年ぶりに刈るところは全て私が最初に作業することにしました。 この刈払機だったら草刈作業もさして苦にならないでしょう。 精神的にもどん底状態を脱してしばらく経過し、気力が回復してきていることもあるので、数年後までに裏の土地を有効活用できるようになるかもしれません。 |
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