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断酒してみる

No.140(2005.01.05)


昨年末12月28日のこと、職場で寒さと寒気の中間のような妙な悪寒を午前中から一日中感じました。

風邪の症状はまったくないので、例によって飲み過ぎ食べ過ぎが原因で発熱する当地での通称「とっくり熱」だと察しがつきました。

酒を飲むとどうしても食べ過ぎてしまう私は、その数日前から酒をぬきたいと心では思っていたものの実行に移せないでいたのです。

正直な身体の方が先に危険信号を発してしまったのです。

帰宅してすぐに風呂に入り、あがってきたところで脱力感があり、思わずしゃがみこんでしまいました。

食欲がなかったので番茶と味噌汁を飲み、水分だけ補給して布団に入りました。

そこで初めて体温を計ってみたところ39度もありました。

単純体質な私は夜中にたっぷりと寝汗をかいて37度5分まで熱を下げ、明け方にもう一度少々汗をかいて朝には平熱になっていました。

翌日はお休みだったので一日安静にしていました。

その時になんとなく、よし、こうなったら一週間酒を断つぞ、と決心した私でした。

その晩も夕食を軽くすませ早めに布団にもぐりこんでいたら異様に背中が熱くなってきました。

熱を計ってみると37度5分という微熱。

いったいどういう身体をしているんでしょうか、私は。

そんでもってまたまた寝汗で平熱に戻した私でした。

酒を断ったことによる体調の変化が実感されるようになったのは3日目くらいからでした。

まず特筆したいのはお昼に食べるお弁当の驚くべき美味しさです。

以前から朝食は基本的に食べていないので、この変化は酒を断ったことにより夜食べ過ぎないから起きたのでしょう。

さらに靴がゆるくなり、顔が一回り小さくなってきました。

身体中がむくんでいたことが実証されてしまったわけです。

体重が2キロ減りましたので、今までの私は2キロ分水デブ状態になっていたということです。

心の方の変化はどうかといいますと、若干怒りっぽくなっていたと自覚できました。

以前に、酒飲みは飲んでいない時でも酔っている時と同じ状態だ、とどこかで読んだことがありました。

その時は、そんなわけねえよっ、と思いましたが、今回の体験からその説にも一理あるなと思わされました。

5日目以降は俊敏になったことがはっきりと分かりました。

お正月の三箇日も飲まずに一週間の断酒を達成しました。

で、6日ぶりの休日となった新年4日の朝に初詣にでかけました。

帰宅してからお屠蘇で始まりビール、焼酎へとお酒解禁!

午前中こそDVDを見たりCDを聴いたりしていたものの午後からは、飲む倒れ寝、飲む倒れ寝、で一日が終わってしまったのでした。

さあ、今日からまた断酒だぁ。


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