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マクロビオティックとの出会い (9)

No.43(2001.03.18)


Xさんが貸してくれたのは「自然医食のすすめ」という本で、元々は西洋医学を学んだ森下敬一博士が著したものでした。

後で分かったのですが森下氏はマクロビオティックの創始者である桜沢如一氏に教えを受けた方でした。
しかし森下氏はその後「自然医学」という独自の路線を歩み始めました。

公共図書館で彼が発行している月刊の健康総合誌「自然医学」を置いているところは多いようです。

理科系、文科系という分け方でいえば前者に属していた私は、この著作に接したことで私の「食」に対する考え方を根底からくつがえされました。
まさに「目から鱗がおちる」体験でした。

自然界の摂理を直感的に把握し、広い視野で人間の健康というものをとらえた理論です。
しかもそれでいて大変理解しやすいので、マクロビオティックに興味のある方は最初にこの本を読むのもいいのではと私は今でも思います。(特に理科系思考法の方)

具体的方法として玄米菜食をすすめる点ではマクロビオティックと同じなのですが、自然医食では早く体質を改善するために二つのものが加わります。
一つは胚芽、葉緑素、酵素などの健康補強食品。もう一つは薬草茶です。

ですが、そんな実際の方法論よりも、私はその壮大な発想法に感服してしまいました。

そしていよいよ暴走ともいえる過激な食事法の改革に着手しました。


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