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食べ物による身体の反応 (3)

No.29(2000.11.07)


白砂糖は麻薬です。

これは玄米菜食者のほとんど、そして自然食を追求した多くの人々のあいだでは常識となっています。

そもそも精製技術が進歩するまでは無かった代物でけっして昔から食べていたわけではありません。

口に入れただけで甘いこの食べ物はそれを食べた人を「甘く」します。

「甘い」という言葉には良い意味も悪い意味もあります。

閉じた世界においては良い意味に使われますが、開かれた世界では悪い意味で使われることが多いと考えます。

無菌室の様な閉じた世界で生活するのならともかく一般社会の中で過ごす我々はとらないにこしたことはないです。

白砂糖をとるのをやめて私が最初に経験したのは鼻の粘膜が強くなったことでした。

当時電車通勤していた私は、冬場に暖房中の車中で風邪をひいていないのにやたらと鼻水が出て困っていました。

それがぴたっと止まったのには驚きました。

もちろん新しい虫歯ができることはまったくありません。

先日ちょっと踏み外して少量ですがかなり甘いお菓子を食べたら数日後に生まれて初めて口内炎になってしまいました。

けっこう痛いのですね。

また10年以上前にこんなこともありました。

友達に大手のXX製菓の気泡入りエアーチョコレートを一欠けもらいそれを口に入れたとたんに頭に血が上ってきてポワーッとめまいがしました。

このようにチョコレートを口にふくんで頭がクラクラする方は白砂糖中毒にはなっていないでしょう。

ただそこまで敏感な人は少ないと思います。

何故なら特に甘いお菓子が好きな人ではなくても、飲み物や料理から相当量の白砂糖をとっているのが普通だからです。

なお「麻薬」ですから不自然に甘いものをやめるのは肉を絶つより困難です。

*追記(注意喚起)*

上記の記述は筆者がマクロビオティックに感化されていた時期のものです。

その後、いわゆるスイーツも質と量に配慮しつつ口にしています。

ただ、砂糖を調理に使うことはないので常備していません。


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