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野草に親しむ (ドクダミ)

No.21(2000.03.23)


薬草茶のなかでドクダミ茶は比較的知名度が高い方だと思います。

その昔成長期にニキビに悩まされていた頃、体質改善のためにと飲んだ時に嫌な臭いがしたことを覚えています。

市販のものを使ったので柔らかい口当たりだったと思われますが、それでも飲むのは苦痛でした。

ところが、玄米菜食で体質が変わった後には自家製のものを飲んでも甘く感じるようになっているので驚きました。

春先の若葉を天ぷらにしたものはお茶よりもさらに独特の香りが強いのですが、それも美味しく感じました。

以前に東京から来た友人に色々な野草の天ぷらを食べてもらったことがありましたが、その際にドクダミだけは美味しくないと言っていました。

そのような経験から察すると、ドクダミはいわゆる酸性体質の人には拒絶反応を起こさせるようです。

缶入りなどで売っている、できあいのドクダミ茶は飲みやすく加工してあるので必ずしも効能は期待できません。

今は自然食志向がかなり定着しているので容易にドクダミの茶葉も手に入ると思います。

土瓶か耐熱ガラスのポットを使いそれを20分位とろ火で煮出したものを飲んでみます。

もしそれが美味しければ、自分の体質もまずまずだなと安心できます。

逆に臭いを嗅いだだけで気持ちが悪くなるようでしたら、将来のためにあなた自身の生活習慣のどこかを改善した方が良いかもしれません。


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