元来インターネットから得られる情報は玉石混交であった。今では真偽不明なものまで紛れ込んでいる始末だ。 いや待てよ、にせ情報はネット黎明期から意図的に広められることがあったっけ。 要はその手口が進化してより巧妙かつ悪質になっているだけのことか。 さて、昨今インフルエンサーと呼ばれる人たちがいるようだ。多くのネット利用者に影響を及ぼすことからそう名づけられたのだろう。 当然その人たちが発信している情報は石ではなく玉であるはずだ。 ところで、皆さんはネットで何かを調べるために検索した結果、同じ内容の複数の異なるブログがヒットしたことがあるだろうか。 私は何回かそのような不可思議な検索結果にでくわした。 内容はまったくといっていいほど同じなのに、言い回しが微妙に異なっているのである。偶然の一致では絶対にあり得ないほどの不自然な同一性だ。 文末にある要約された箇条書きの順番中身まで、文章が少しばかり違うのに内容は同じということもあった。 どれかがオリジナルで、その他は盗用、剽窃されたものと推察される。 まねしたブログとしては更新頻度をあげるための苦肉の策なのか。それとも中には同一人物がブログのプラットフォームを代えたものもあるのか。 なんだか知らないけれど、どちらにしろその情報の価値は下がると思う。 名のとおったインフルエンサーの玉情報を断りなく流用すれば恐らく訴えられるであろうから、無断借用するのはおのずと盗んで無難な石系の情報になるだろう。 石が石を生んで増え続け益々玉を見つけるのが困難になるという悪循環を生む行為だ。 だいたいインフルエンサーとは目指すものではなく、結果としてなるものだと思う。 たとえばフォロワーが10万人いる人は、10万人に一人の逸材だと考えると分かりやすい。 さあ、自分自身はどれだけ他の人より秀でているかを冷静に判断してみよう。 ほとんどの人は自分の凡人さを再確認することだろう。(苦笑&汗) 凡人が目立とうと思えば変人になるしかない。(決めつけ) かといって変人だからといって必ずしも注目されるとは限らない。(笑) 変人化はハイリスクなのだ。(意味不明) ブーメランが飛んでくる気配がするので終わることとする。(苦笑) ここからオマケです。 インフルエンサーになりたい人が多いと知ってあるハリウッド映画を思い出した。 以下の記述は、記憶頼りに書いたので不正確な部分もあることをあらかじめお断りしておく。 タイトルは「ミスター・オールマイティー」。 ジム・キャリーが主演でモーガン・フリーマンが神様役。 ジムが神様に願いがかなわないと不満をうったえたところ、神様役のモーガンから、それじゃお前が神様をやってみろ、とふられる。 で、神様になったジムが、ロト宝くじが当たらないという不満をもっている人たち全員の願いをかなえたところ、、、 せっかくロト宝くじの1等賞が当たったのに、当選者が多過ぎて賞金が数ドル、というオチ。 お分かりいただけただろうか。 みんながインフルエンサーになってしまったら影響を受ける側の人が誰もいなくなってしまいますよ、ってことが。 そんな連想をしてしまったのでした。(失敬) |
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