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復元機能で水の泡

No.44(2002.12.02)

昨夏に導入したDell社製のパソコンにはウィルス定義ファイルの更新が90日間に限定されたNorton AntiVirus 2001試用版が付いてきました。

その後昨年末にかけて巷ではコンピュータウィルスの実害について盛んに話題になっていましたので、私も週に数回はウィルス定義ファイルの更新を行なっていました。

記憶では昨年11月のとある日、ウィルス定義ファイルの更新直後にEメールの受信をしたところ、ウィルス感染メールを受信したという警告画面が表示され驚かされました。

幸いNorton AntiVirus 2001のお陰で無事に駆除できましたから大事には至りませんでした。

後日それが起きたのはそのウィルスがウィルス定義ファイルに加えられた当日だったらしいことが判明した時には、運が良かったと胸を撫で下ろしました。

アンチ・ウィルス・ソフトの効き目を目の当たりにした私は、Nortonからの案内メールに従って有償(2,000円)である1年間の更新期間の延長をネット上で申し込みました。

その後昨年の12月1日からは、契約しているプロバイダが当初の予定を前倒ししてメールのウィルス・チェック・サービスを開始したので、ウィルス感染メールは予めウィルスを除去して届くようになりました。

それでもメール以外の感染経路もあるのでウィルス定義ファイルの更新は続けました。

年が明けて今年の春先に、必要に迫られWindowsMEの「システムの復元」を行ないました。

すると試用期限の延長をしたはずのNorton AntiVirus 2001のウィルス定義ファイルの更新ができなくなっていました。
期限を延長した日付以前に復元したのがその理由でした。

それならネット上で期限の延長操作をする際に入力する「定義キー」を再入力すればよいと思い印刷しておいた紙面で確認したところ、既に80日間の有効期限を過ぎてしまっていました。

結局それ以後はウィルス定義ファイルの更新はできないままの状態で先月まで使い続けていました。

便利な機能であるはずの「システムの復元」も注意して用いないとかえってトラブルの原因になることが身に染みました。

それ以降パソコン大魔神さんのコーナーで、「システムの復元」を使い続けるといつかはハードディスクがパンクする、というような記述をみつけてからはずっと「システムを復元しない」という設定にしたままです。


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