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どの会社の製品にするか (1)

No.9(2001.12.10)

初めて使ったパソコンがMacであったにもかかわらず、私はMacに対して特別な愛着をもつには至りませんでした。

ですから早い段階でMacという選択肢は消えました。

またMS-DOSはまったく未経験であるため直接コマンドでパソコンを使いこなす知識もありません。

そうなるとおのずとウィンドウズ系のOSがプレインストールされているマシンということになります。

どのパソコン量販店でも陳列しているパソコンはソニー、富士通、NECの3社の製品がほとんどです。

それらのディスプレイのデスクトップ上に並ぶ膨大な数のアイコンを見ただけで、システムの不安定さが推察され一気に購入意欲はしぼんでしまいます。

さらに各社の仕様が横並びであることや価格設定が5年前とあまり変わっていないことが私に不信感を抱かせました。

その一方、5年前の時点ではそれほど一般的ではなかったと思う直接販売をするメーカーの広告を新聞などで目にする機会が増えていました。

コンパック、ゲートウェイ、デル、ヒューレット・パッカード、ソーテックなどです。

それらのメーカーの製品は合理化されたシステムのためか前記3社の同仕様のものと比べると明らかに価格は安いのです。

しかしそれらのなかには社名自体に親近感がないところもあるし、肝心な製品の信頼性に関してはまったく未知数です。

値段は安いにこしたことはありませんが、もっと重要なのは動作が安定していてハードは壊れにくい堅牢なものであることです。

そんな一般の家電製品ではごく当たり前の条件を満たすパソコンが実際は市場において非常に少ない、という事実だけは情報音痴の私でも知っていました。


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