わざわざ表題に実録とつけ加えているのには理由があります。以前に岩風呂改修工事という表題での記事をすでに載せているからです。しかも内容を伴わない予告というかたちで。(苦笑) 今度こそ、生きているうちに、ということで2013年に実施済の工事について今更ながら載せさせていただきます。 まずは工事前の岩風呂をご覧下さい。 |
上から見るとこんな感じ。 |
浴槽内側面の目地が白くなっている部分は、私がクイックスチールなどのエポキシ系ボンドで補修したところです。 ここからが工事の様子です。最初に浴槽内表面の石を取り除きます。 |
素人が見ると、これを元に戻せるのだろうか、と不安になります。 この段階で工事業者の監督さんが、水漏れを起こしている底の部分を指し示して教えてくれました。分かりやすいように一部分を壊して中が見えるようにしてありました。 |
コンクリートの穴の下に土が見えて、影があることからその間に空間があるのが写真からも分かります。 我が家はゆるやかな傾斜地に建っていて、浴槽の底は地表から1m50cmくらいの高さに位置しています。 浴槽部分の下は基礎に囲われていて、建てた時点では中に土を浴槽の底の高さまで入れてあったのです。浴槽が陥没しないように、建物の基礎部分が高い場合はそうするとのことでした。 経年変化で土が自然にしめ固まって沈下したところに、浴槽から漏れた温泉水が入り込んでさらに空間が広がったのだと推察しました。 監督さんから新たに底のコンクリートをうちなおすとの説明がありました。その前処理として既存の底を壊してクラッシャーにしました。 |
クラッシャーの上に鉄筋代わりのワイヤーを張ったのですが、その写真を撮り忘れました。(苦笑) そこにコンクリートを流し込んで固めた状態が次の写真です。 |
お風呂らしくなってきました。 今後浴槽下の土が今以上に沈下する可能性は低いですし、新しい底の強度は十分です。これで一安心であります。 このままだと防水性がないので、この上に肝心かなめの防水層を塗ります。 |
防水層の見た目は美しい。 でもコンクリ打ちっ放し浴槽には、つかりたくありませんよね普通。(笑) |
浴槽内表面に薄く切った石をはり付けて目地を仕上げた直後の状態です。 |
数日後には乾燥しました。 |
堂々完成の図。 |
排水口もちゃんとしております。 防水層を長もちさせるために、改修工事完了後は高温の温泉水を入れないようにしています。温泉をためる際には蛇口から細くちょろちょろ出しにしてます。時間はかかりますけどね。 参考までに、2013年に実施したこの工事の費用は約30万円でした。 * * * これまでの経緯は * * *
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