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放送大学講座に思う

No.92(2016.05.06)


衛星放送のテレビ番組しか視聴しない私は、いつから始まったのかは覚えていないものの、放送大学講座が放送されていることを番組表で見て知ってはいました。

どうせ退屈なつまらない内容だろうと勝手に思い込んでいたため、詳しい内容まで確認はしていませんでしたが。

先日のこと、何とはなしに講座名を意識的に見てみたところ、音楽とコンピュータを関連付ける講座があったので試しに録画して視聴してみました。

私が趣味のDTMを楽しむ際に独学で知ったMIDIについても説明されていたことに新鮮な驚きがありました。

それから他の講座名についても番組表で調べてみると、インターネット関連等IT関係の講座もいくつかあったので、次々と録画しました。

Web関連の講座を見てみると、HTMLについて関連書籍の拾い読みで習得したために偏向していた私の知識を補正してくれる有益なものでした。

加えてインターネットの仕組等全体像を広く浅く理解させてくれるという、狭く浅く偏った知識しかなかった私にとって非常に役立つものでした。

放送とはいえ講義を受講するのは何十年ぶりになるのでしょうか、自身の脳で使わなくなっていた部分が活性化されたような気がしました。

もっと早くチェックするべきだった、、、

考えてみれば、ネットで情報に接する際に、少なくとも八割がた理解できる内容の情報にしかアクセスしていなかったのではないか、と自覚させられました。

そんな風にネットだけから情報を得ていても知の領域が広がることはないであろうと推測できます。

その昔、準備不足の受験生をターゲットにした受験参考書のタイトルに散見された「今からでも遅くない」というフレーズがありました。

還暦間近な私にも当てはまることを期待して、興味がある分野で、なおかつ半分強くらいは理解できるくらいのレベルの講座があったら放送で受講してみようと志を新たにしました。

認知症予防に効果があることを期待しつつ。


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