トップページへ

テレビから始まった

No.50(2004.10.27)


我が家では田舎暮らしを始めてからテレビアンテナを立てていないので、原則的に地上波のテレビ番組を16年間見ていません。

当地に移住してからはNHKの衛星放送のみを潜伏しつつ(苦笑)見ていますが。

以前にも拙サイトのどこかに載せたように、我が家(私の実家)にテレビ受像機が来たのは現天皇がご成婚した昭和34年(で私が3歳だった時)のことです。

当時は父の転勤により北陸の富山県に住んでいました。

私の記憶では私がもの心がついた頃には、親からテレビの視聴時間を制限されていました。

おそらく富山県が教育熱心な土地柄であることも関係していると考えられます。

なぜならば、その後私が小学一年生の夏休みに東京に移住した後に程なくテレビは見放題になったからです。(笑)

友達(の家で)は皆そうしている、というのが親に対する殺し文句でしたっけ。

いまだに子供の頃テレビで見聞きしたコマーシャルソングの数々をかなりはっきりと覚えているくらいですから、テレビ番組が育ち盛りの子供に与える影響は洗脳に近いものがあると実感します。

私と同年代で現役で最新アニメにもはまり続けている人達を散見しますが、彼らがそうなったのは東映動画を映画館で見たからではなく(笑)テレビアニメを見たからだと思います。

テレビが一家に一台という時代は番組制作側も家族そろって見ることを前提にしていたでしょう。

そのことが番組の低俗化に何とか歯止めをかけていたように思います。

子供達が個室をもち、さらにマイテレビ(何故か登場しなかった言葉)を一人で見るようになってから何年くらい経ったのでしょうか。

現在の地上波民放の番組を自宅以外でたまにチラッと見ることがあるという程度の私が受けた印象は、今や番組の内容は「野放し状態」ではないのか、です。

そもそもある種の洗脳がテレビ放送の目的なら視聴対象を子供(並みの大人も含む)と見なすのはその効率性から必然的な結果とも言えますが。

これじゃあ年寄りが見る番組は報道関係以外には朝の連ドラと大河ドラマと思いっきりのみのさんしかないわな。(汗)

まあ民放で放送されている番組の中には、見ると何だか自分の頭が良くなったような錯覚を与えてくれるものもあるようですが。(冷笑)

で、標題です。

テレビの次がテレビゲーム、で携帯電話、パソコンでインターネットと続いてるんですね、友達が皆、で親が押し切られてしまう状態が。

私には子供がいないので、ノーアニメ・ノーゲームなどと言い放ち、かつ携帯電話も使わずにいられますが、、、

子供がいる方は、子供の安全のために、テレビ番組及びテレビゲームの内容、携帯電話の各種使用法、インターネットの危険性を知っておく必要がありますね。

デジタルしちゃってる先進国の子育ては大変ですねぇ。

読んで下さっているお父さん、お母さん、見す見すミスとならないよう頑張って下さい!

日本国の将来のため、またもし私が年老いて生きていた時に若者達にボコボコにされないよう(冷汗)エールで締めくくります。

付記

そういえば文字通り「家族そろって歌合戦」なんていう番組がありましたっけ。

同内容の企画は現代でも成り立ち得るでしょうか。(疑)

「家庭崩壊歌合戦」なんちゃって。(笑えん)


前に戻る 目次へ戻る 次を読む