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玄米一本槍は要注意

No.44(2004.01.29)


昨年末から勤めに出るようになった私は昼食用に玄米弁当を持参しています。

使っている弁当箱は以前結果として半断食のようになってしまった時に使っていた弁当箱よりは大きいものの、男なのにずいぶん可愛いお弁当箱ね、と微笑まれてしまいました。(汗)

玄米の量は茶碗に一膳半くらいで横におかずを少しずつ3~5品ほど一緒に詰めたものです。

夜寝る間際まで晩酌をしている私なので、基本的に朝食は食べません。で、(蜂が集めた)顆粒状の花粉をティースプーン1杯食べ、少したってから山水をコップ1杯飲んで出勤です。

勤める以前には、朝食は食べたり食べなかったり、昼食はほぼ毎日各種麺類を食べていました。

夕食は必ず玄米か、夏場なら分搗き米を食べます。

そんなわけで今までと違ってここ数ヶ月は主食は全て玄米という日々が続いていたわけです。

先日例によって深酒をしていたところ、それまで感じたことのなかった変な飢餓感を体験しました。

お腹はいっぱいなのに何かが足りないという欠乏感が消えないのです。

最初は酒の飲み過ぎかと考えましたが、そんなことは長年続けていますので原因としては可能性が低いというか。(苦笑)

実際最近勤務先に提出するために健康診断を受けた際の血液検査でも肝機能を含め全て異常なしでしたし。

そこで思い当たったのが主食の構成比率の変化、っというか簡単に言って主食玄米ばっかり状態の継続、という点でした。

玄米に含まれるフィチン酸は有害物質を体外に排泄してくれる有り難い働きをする一方、有用なミネラル分の吸収を妨げる疑いもあるということを思い出しました。

ちょっと考えてみれば分かることですが、高度なもみすり技術が開発されたり圧力鍋が登場したのは人類の歴史上ではごく最近のことですし、現在人が食しているような状態の完璧な玄米を食べ続けた時代などというのは歴史上存在しません。

で、そのことに気付いて即ご飯を一分搗き米に替えたところ、わずか数日後に問題はあっさり解決しました。

やはり100%玄米食を長く続ける際には十分な注意が必要であることを再確認した出来事でした。


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