メスで満13歳(犬の年齢に換算すると91歳か?)になる我家の愛犬ノノが肝硬変になり、腹水も溜まってボール状のお腹になってしまいました。
そもそも今年の春頃からノノの肋骨が横に広がったように感じられたので5月に獣医師の診断を受けました。
ノノは3回出産した後に避妊手術を受けているので太りやすい体質になっていましたし、また太った原因に思い当たる節もありました。
思い当たる節とは与えるドッグフードの量が多過ぎたということです。 元来我家では通常は犬も玄米食をしていました。
しかし、ノノが高齢になってきたので高齢犬専用のドッグフード主体の食事に切り替えていたのです。 何故なら、以前12歳目前で病死したオス犬が10歳を越えた頃からやせ始めていたことを死後に気付き当時通っていた獣医師に話したところ、犬も老齢になると食べたものの消化吸収能力が弱まるので老犬用のドッグフードを与える方が良いと言われたことが心に残っていたからです。 ドッグフードの適正な量は犬の体重を基準に決められています。 ノノの場合はドッグフードに切り替える際に体重を量った時に既に肥満気味で11キロあったため、与え過ぎる状態が続いていたのでした。 ちょっと考えてみれば分かることですが、適正体重ではない犬に単純に体重ごとに決められた量のフードを与えた場合、元々やせていた犬は益々やせ、反対に太っていた犬はさらに太ることになってしまいます。 一つの目安に簡単に依存してしまった私のミスでした。 玄米を食べていたノノが太り気味になったことにも理由があります。 2年前の夏にオスの仔犬をもらってきました。
医者に行った後はフードを適正量にし、玄米主体の餌を与える際にもカロリー計算をして与え過ぎないようにしました。
夏の暑い盛りになると朝の散歩は喜んで行くものの、まだまだ猛暑の余韻が残る夕方の散歩にノノは行きたがらなくなりました。
秋口になり涼しくなってきた頃からまた太り始めたように感じ、体重を量ってみると少し増えていました。
10月に入ると胸ではなく腹の部分が少し膨れ始めたので心配になり、獣医で血液検査を受けることにしました。 獣医師は姿を見てすぐに腹水が溜まり始めていると診断しました。
腹水をぬく薬を処方され2回ほど服用してみましたが、ほとんど効果はありませんでした。 獣医師と薬の成分などについて電話で話し合った際に、いつ合併症を起こしてもおかしくない危険な状態であるから薬を連用すると副作用による内臓の負担が大きくなると助言されました。
それを契機に薬に頼ることを一切やめました。 人間の腹水に対する民間療法のそばパスターをしばらく試してみたものの、犬には汗腺が無いためか温熱効果以上の効き目はないようなので中止しました。 身体はガリガリにやせ腹水は徐々に増えていき、今ではお腹がパンパンに膨らんで痛々しい姿になっています。 夕方から朝までは玄関に入れているものの寒い時は冷えるので腹巻をして使い捨てカイロを入れてお腹を温めています。 旺盛ではありませんがまだ食欲があるので、あとはノノの生命力にかけるしかないと覚悟しました。 フードを与えると下痢気味になるので、玄米食か薩摩芋を蒸かしたものを与えています。 腹水を注射針で抜いてやれば気分が楽になるので、それをすすめてくれる知人もいます。
ノノの表情を観察していると可哀想に感じる時もありますが、下手に情に流されてあれやこれやと身体に負担がかかる処置を重ねると死ぬ際の苦しみが増すので、心を鬼にして接しています。
医師は肝硬変の原因として肥満をあげていました。 今思えば、10歳以上歳の離れた仔犬とじゃれ続けたのも原因の一つである気がします。
犬も人間と同じ様に肥満とストレスが重なると重い病気にかかるようです。 |
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