今朝の新聞に、パイオニア社がレーザーディスク(以下LD)プレーヤーの生産から撤退する、という記事が載っていました。
ビデオデッキ同様安物のDVDプレーヤーが市場に登場したことでDVDの普及に拍車がかかっている現状から予測はしていたものの残念な結果です。 私がパイオニア製のLD/CDコンパチブルプレーヤーCLD-99Sを買ったのは今から15年前です。 実用性に疑問を感じさせるマルチスクリーン表示など、意味のない機能を搭載する間抜けな部分も併せもつ機種です。 主にCDの再生に使っている我家の同機はまだ現役で、今まで一度も故障したことがないという優れものです。 聴き終えて取り出す際にCDディスクを本体内に置き去りにしてくるというボケ症状がごくごく稀に起きるものの、簡単に本体のフタを開けられるので大事にはいたりません。 最近は再生中に前面パネルの表示が時々消えてしまうという別種のボケで笑わせてくれています。 アナログ盤のLPと同じ大きさのLDディスクは確かにDVDより場所をとります。 それでも音楽CDが詐欺まがいのうたい文句でアナログ盤を駆逐していく過程で一度だまされた私としては、急いでDVDに乗りかえる気はおきません。 何枚くらいLDディスクをもっているか数えてみたら85枚ありました。 それに対して新パソコンで見られるようになったので買い始めたDVDディスクはわずか3枚。 幸いなことにDVDも再生できるコンパチブルLDプレーヤーがまだ入手可能なようですので、私の場合はそれを買わざるを得ないでしょう。なんか高そう。 パイオニア社として既存のLD顧客への修理、保証体制をどうするかは未定のようです。 どうやらこれから私が買うであろう機種が丈夫で長持ちしてくれることを祈るしか術はないようです。 追記(2002.07.24) 昨日の新聞にパイオニア社がレーザーディスクプレーヤーの製造と販売を続けることにしたという記事が載っていました。 継続を望む顧客の数が予想以上に多く、時期尚早と判断したとのことでした。 私もあせって高価なDVDコンパチプレーヤーを買わなくて正解でした。 |
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