トップページへ

続・テレビのリモコンが壊れた

No.2(2002.04.27)


今回は前回の続報、後日談です。

あらかじめシャープの相談窓口を通じてリモコンの在庫確認をしておいたのが功を奏したのか、その後驚くほど早く問題は解決しました。

まずテレビを購入した某家電量販店に電話をし、そちらで以前に購入したテレビのリモコンを注文したい、と伝えました。

電話で対応した女性は開口一番、どんな遠方の方でも基本的に商品の注文は来店時にしか受け付けないことになっています、と毅然と言ってのけました。

仕方がないので私はそれまでのシャープとのやりとりを説明しました。

つまり、リモコンが修理不能なために商品の注文というかたちをとっているが実質的には修理にあたる用件だと主張したのです。

彼女は最初は少しためらっていたものの私が価格まで既に把握していたことが最後の決め手になり、今回は例外的に受け付けます、と正しい(と私が思う)判断をしてくれました。

電話をした3日後に入荷したとの連絡がありました。当地としては異例の早さだと思います。

その際に一応値段を確かめたところやはり5千円と消費税ということでした。

数日後そのお店に受け取りに行ってみたら、窓口で4,250円に消費税だと言われました。

冷静に考えればたかがリモコンにしてはまだまだ高値なのに、その場ではなんだか少し得した気分になりました。

会計を済ませた後、ついでに他の商品も見ておくかと歩き始めた拍子に、この店にもポイントカードがあったことを思い出しました。

さっそく窓口でたずねてみると、部品ではポイントはつかない、という残念な結果に終わりました。

ちょっと虫がよすぎたようです。

最新の各社のテレビを調べてみたところ、ほとんど全ての製品が本体では音量、選局などしか調整できない設計になっていました。

リモコン頼りのこんな状態で良いのか、という疑問を感じました。

絶対故障しない製品は理想ですが現実には不可能です。

いざ故障した時にどうなるのかという発想が抜け落ちているように思います。

問題が生じた時の対処法の不備。

単に電気製品の設計にとどまらず、現代の我々の生きている社会は薄氷の上を歩いているようなものではないのかと不吉に思えてくるのでした。


前に戻る 目次へ戻る 次を読む