このチケットを見るまでザ・バンドのコンサートを見に行ったことを忘れていました。
さもなければこの頃が私の人生において暗黒時代だったので他のことと一緒に記憶から消し去ったのかもしれません。 仕様が無いのでチケットを見ながら色々と想像してみましょう! そうそうオリジナル・メンバー全員が来られなかったようなかすかな記憶がぁ、、、
だいたいザ・バンドは1976年の解散コンサートが「ラスト・ワルツ」という映画にもなったくらいでもう姿を消しているはずなのです。 これからバブル期に突入しようという1983年にケンタがスポンサーになってなおかつこの料金はちと高いのでは。 もしや金力で無理やり実現させた日本だけでの企画ものか? チケットの「ザ」がやたらと大きく強調されているのも、実は今回は「THE BAND」ではありませんよ、よく似ていますが「ザ BAND」ですよ、ということを明確に示しておく必要があったからかもしれません。 または権利関係の契約問題で「THE BAND」という名称が使えなかったのかも、、、 そのうしろの小さい is Back! は、潔く解散しておきながらこんなことをしているという彼らの後ろめたい心情を表わしているのでしょうか。 今回はちょっと妄想の春モードに入ってしまいました。 追記(2002.09.14) このチケットを手配してくれた友人よりお叱りの言葉が届きました。 このコンサートにロビー・ロバートソンが参加していないのは事実で、それでもTHE BANDと名のることに法律上の問題はなかったとのことです。 そして彼の代わりにケイト・ブラザースが加わっていたのでした。 なおケイト・ブラザースはザ・バンドのリード・ヴォーカル&ドラマー、リヴォン・ヘルムが1978年にリリースしたセカンド・ソロ・アルバムにもゲスト参加しています。
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