「言葉よりも繊細に、映像よりも鮮明に・・・・・・」 これは1977年に発表された彼らのバンド名をタイトルにしたデビューアルバム「プリズム」の帯にあるコピーです。 実は当時の様子を思い出すために、今でももっているアナログ盤を聴いている最中なのです。 もの凄く上手いバンドがいるという噂を聞きアルバム発売以前から何度か彼らの演奏をライブ・スポット(死語)で聴いていましたが、和田アキラ氏のギターを中心にメンバー全員の演奏能力が高かったことに驚かされたものです。 またジェフ・ベックの「ワイアード」が発売された時は輸入盤が発売された直後にコピーしてすぐさま人前で演奏していたという逸話もありました。「レッド・ブーツ」は私も確かに聴きました。 その頃はギターは和田氏1人でしたがデビュー直前に四人囃子を脱退してフュージョン志向が強くなっていた森園勝敏氏が加入してツイン・ギターになったと記憶しています。 デビュー前の演奏はハードなものだったのに、アルバムでは音がきれいにまとまりすぎていて不満を感じたことを思い出しました。 森園氏が入ったことも音がソフトになったことの一因かもしれません。 この日は森園氏の四人囃子時代の「レディー・バイオレッタ」も演奏した記憶があります。 今思えばちょうどこの頃以降、彼らの音をフォローしなくなっていきました。
それなのに何故かアルバム中唯一ボーカル入りの曲「ラブ・ミー」の先行発売シングル盤もまだもっています。 |
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