アルバム「ヘビー・メタル・ビ・バップ」的な演奏を期待して行ったこのコンサート。 当初発表されていたメンバーでは、ギターが同アルバムに参加していたバリー・フィナティーになっていたのだが病気を理由にドタキャン。代わりにK渡辺氏が急遽参加した。 確かこの前後にも何度か彼が代役をつとめたコンサートが続いたと思う。 当時友人と、K渡辺氏は黒魔術でもやっているのではないか?という疑惑をもったものだった。
で、記憶ではベースがマーカス・ミラー、ドラムがオマー・ハキムという凄いメンバーだった。 オマー・ハキムの派手さに気をとられてマーカス・ミラーの記憶がない! 多分私がちょうどこの時期に軽薄フュージョンもので多用されていたチョッパー(スラップ)ベースに嫌気がさしていて無意識のうちに聴かないようにしていたのだと思われる。
考えてみればもったいないことをしたものだ。 問題の?K渡辺氏の演奏だが、バリー・フィナティーよりはるかに指が速く動いたので単純に得した気分になってしまった。私も軽薄だったのだ。(笑)
まだ若かった私は、音楽を聴くというよりは超絶技巧に驚くという状態に近かったように思う。 追記(2003.03.10) 私同様上記コンサートに行った方の掲示板への書き込みで私の記憶間違いが判明しました。 この時同行したドラマーはオマー・ハキムではなくリッチー・モラレスでした。 確かにこの時の演奏でブレッカー兄弟のソロ部分でのドラマーの反応はウェザー・リポートに参加していた時期のオマー・ハキムと比べると非常におとなしかったことが思い起こされました。 また、キーボードとしてマーク・グレイが加わっていたというご指摘もいただきました。まったく記憶にないのが不思議です。大した演奏ではなかったからでしょうか?(失敬) 言い訳になりますが、私が間違いを犯したのは同じ時代に行なわれたK渡辺氏のトチカ・コンサートと混同したためだと思われます。
そちらの方のバンドのリズム隊は間違いなくマーカス&オマーでしたので。 |
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