2024年9月分

音楽雑記帳

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9月18日(水) 世界的の範囲

アーティストに限った話ではありませんが、自国以外でも活動、活躍していれば国際的と冠して紹介されるでしょう。
たとえ自国以外の国が一つだけであってもです。

それでは世界的と称されるにはどれくらい多くの国での実績が必要なのか。明確な定義はないと考えます。

過去の実例で検証してみたとして、ビートルズの影響が世界的であることに異論を唱える人はいないと思われます。
彼らが現代のアーティストほどの大規模な世界ツアーを行わなかったことから、メディアとマーケットを介しての広がりだったと推察できます。というか、多分に人為的である一種の社会現象だったので、特例かもしれませんが。

個々のアーティストではなく音楽のジャンル、カテゴリーで考えた場合はどうでしょう。

まず圧倒的に世界的に影響を及ぼしたのは、いわゆる西洋クラシック音楽です。リズム、メロディー、ハーモニーの三要素すべてが世界的に基本プラットフォーム化していることは事実です。
文化的侵略に屈しなかった国では伝統的な異なる音楽体系も併せて堅持しているものの、少数派であるように感じます。

私見ですが、世界的とする指標は、辺境や他国の文化を拒絶するような国においてでさえも影響が見てとれる場合だと思います。

もっともアーティストにしろジャンル、カテゴリーにしろ、受け入れられることと影響を与えることは別の事象ですよね、よく考えれば。(苦笑)

何でも受け入れ即座に影響を受ける、という猿もビックリ真似っ子国に暮らしていると世界的という感覚をつかみにくいかもしれません。

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