2005年12月分

音楽雑記帳

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12月25日(日) 即興ざめ

昨日joe zawinulのDVD「ジョー・ザヴィヌル&ウェザー・アップデート」を見ました。

メンバーは下記の通りです。

  • ジョー・ザヴィヌル(synthesizer)
  • スティーヴ・カーン(guitar)
  • ビクター・ベイリー(bass)
  • ロバート・トーマス Jr.(percussion)
  • ピーター・アースキン(drums)

1986年7月12日、ドイツはミュンヘン、フィルハーモニー・ホールでの収録です。

でぇ~、演奏内容はというとぉ~、、、ふぅ~む、、、

と、ちょっと考え込んでしまうものでした。(汗)

ほとんどが私の知らない楽曲だったこともあるのでしょうけれども、ウェザー・リポートのようなアンサンブルの一体感に欠けているように私には聴こえ見えました。

画質も音質も良いだけにちょっと残念なのです。

3,675円という価格で演奏時間は1時間弱でもってこの演奏内容ですか。

joe zawinulの信奉者以外の方は買わない方が良いですよ。(苦笑)

私としてはjoe zawinulの無表情の早弾きを堪能でき、それなりの収穫はありましたが。

それでもちょっと割高だという印象は残りました。

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12月23日(金) イエスのはこぶ(か)ね

正しくは「運ぶ金」、っちゅうかぁ~、元ネタが古過ぎてて意味不明か。

クリス・ウェルチ著「ザ・ストーリー・オブ・イエス」の訳本を先日やっと読み終えました。

イエスというロック・バンドを、どの時期であれ好きになったことのある方は読まれることをおすすめします。(再度)

図書館にもあるでしょうし。

私は、トレヴァー・ラビン加入後のイエス好きじゃない派ですが、それでもその時期のエピソードを知り興味深かったです。

莫大な額の金が動くロック・ビジネスの汚さも、傍から見ると楽しいですよ。(苦笑)

お金の話で一番印象に残っているのが、クリス・スクワイアの次のような内容の談話です。

一旦落ち目になった後に、再び大成功をおさめた時のこと、突然かつて契約していたレコード会社から、払うのを「忘れていた」印税があると通告してきたそうです。

これに対するクリスの解釈は、、、

成功によってメンバーが起訴して裁判にもちこむだけの資金を手にしたことを知ったから慌てて払うことにしただけだろ、というもの。

どっちもどっち、というか、これが白人社会の常識なんでしょうね。

そんな酷い世界の中でこれだけ長く活動を続けてきたイエスというバンド。

音楽とは別の次元で凄いと見直しました。

嫌味じゃありませんよ、念のため。(笑)

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12月21日(水) インド歌謡を知った頃

私が初めて俗にいうインド歌謡を聴いたのは、ホルガー・チューカイの「ペルシアン・ラブ」とともにスネークマンショーのアルバム「戦争反対」に収録されていた「ブンガ・ダハリ」という楽曲を耳にした時です。

そんな80年代初頭に私がノックアウトされてしまった作品がCHAKRAのアルバム「さてこそ」でした。

YMOかよぉ!、という音色の前奏で始まるこのアルバム4曲目収録の楽曲「You need me」が日本人の手による初インド歌謡である、のかどうか私は知りませんけど。

CDであらためて聴き直してみたところ、やっぱし内容濃いですね。

含有する危ない(聴・き違い系)毒素も危害を加えられる可能性の小さい種類のものですし、、、

ぶっ飛んでる変人にも別け隔てなく親近感を抱くことができ、なおかつ音楽の守備範囲が驚くほど広い方にとっては、今からでも必聴の作品であります。

って、かなり範囲狭められてるなぁ。(苦笑)

兎に角ぅ!

変拍子、二拍三連、不協和音、テープループ、各種民俗音楽、現代音楽、実験音楽、冗談音楽、前衛、私の詩集買って下さい(笑)、と何でも有りの楽しい音楽でっせ。

そんな音楽あるわけねぇ~じゃねぇ~か。

あ゛~る゛~の゛~!

ということで。

そういえば、大昔に新婚旅行でバリ島に行った時にインド歌謡のカセットテープをかなり仕入れてきたけど、、、腐ってないだろうな。(汗)

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12月14日(水) 最後に涙す

晩酌をしていると登場するもう一人の私は、二度ほどこのCDを聴いていたらしいのですが、、、

本日、私自身がしっかりと鑑賞しましたのはmichel polnareffの「LIVE AT THE ROXY」です。

70年代以降も彼がコンスタントに活動を続けていたのかどうか私は知りませんが、1995年にライヴで収録された本作の完成度は高いですね、驚き驚き。

唐突に芝居がかったり、歌唱中突然奇声(笑)をあげたり、とちょっと変わったおじさんではあります。

曲間の拍手歓声に混じって、テーブルを叩くかペットボトル同士をぶつけるような音がけっこう大きくミックスされているのが、途中でちょっと気になりました。

どのくらいリハーサルしたのか、演奏はよくまとまっていて安心して聴いてられます。

最後から二番目の楽曲はピアノソロ。

それに続き有終を飾るのは、以前のこのコーナーでも載せた知っていたのに忘れていた名曲「哀しみの終わるとき」。

スタジオ版とは異なりピアノの弾き語り(死語?)形式でより自由に表現されていて、、、

やっぱり泣いてしまいました。

同曲のスタジオ録音版はそうとう聴き重ねて泣き免疫ができていたんですけど。

音楽を聴き終えて余韻に酔う。

という機会が少ない昨今ではないでしょうか。

私だけか。(苦笑)

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12月7日(水) 谷啓ですチャ

ビヨンセ~ビヨォーン!~谷啓。

実に下らなく、かつ幼稚な連想による表題であります。

待てよ?

ガチョーン谷啓氏の別ネタはビローンで、ビヨォーンは赤塚先生のギャグ漫画だったっけか、、、

そういう問題じゃなくてDESTINY'S CHILDデスチャでした。

先日richard bonaの新作CD「tiki」を買いにタワーレコードへ行った時に一緒に衝動買っちゃったのさ。

彼女達に対する予備知識ゼロな私でも、FMラジオ放送のヒットチャート番組で時々彼女らの楽曲を耳にしたことくらいはありました。

例によって試聴して良かったから買ったわけですが。

実は数年前にかつてのバンド仲間で黒人音楽「命」のT氏からTLCの楽曲てんこ盛のカセットを渡され分析を依頼されたにもかかわらず、放置プレイしたまんまなんですわ。

その件に対するうしろめたさが購入の後押しをしたのかもしれません。

歌い上げるのではなく、音圧で盛り上げる1曲目意外は全部良いですよ。(苦笑)

聴いてんと脳内快感ホルモン、ってんですか、それが代謝されまくりでさぁ、親方。

JUMPIN', JUMPIN'」や「LOSE MY BREATH」聴いていると、笠置シズ子(シヅ子か?)の「買い物ブギ」に通ずるものが感じられます、よっ。(笑)

やはり黒人と日本人の「踊り遺伝子」には重なる部分がありそうですな。

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