正しい呼吸法は腹式呼吸である、と意識していたわけではないものの、私の呼吸法は基本的に腹式になっていました。 夜中に目が覚めて心臓の鼓動が早くなっている時などには、意識して腹式呼吸をしていることを以前にも載せました。 前回紹介した書籍を読み、正しい呼吸法は胸郭で行なうものだと考え直しました。 ただ、長年腹式呼吸を実践してきたために、無意識のうちに腹式呼吸をしている状態が続き、自然に胸で呼吸をするようになるまでには少々時間を要しました。 誤解しないでいただきたいのは、私は腹式呼吸が悪いと考えているわけではありません。 腹式呼吸や逆腹式呼吸なども一つの呼吸法であり、目的によっては効果的な方法だと思っています。 日常的に無意識でする呼吸は胸をふくらます呼吸法なのだと考えています。 本題のおじぎ体操は簡単ではありません。 老化現象で鼠径ヘルニアを発症した方の中には、膝の状態が悪くなって正座できない方もいるでしょう。 また一連の体操は、身体に柔軟性がないと、そもそもそれぞれの体操開始時の姿勢がとれないと思います。 私は膝に異常がないですし、真向法を20年以上続けていることで身体の柔軟性も保っていました。 ですから書籍掲載の連続ポーズ写真を見て、見よう見まねで体操をすることはできました。 しかし、「そへ」をゆるめる、という感覚がなんとなく実感できるようになるまで一か月以上かかりました。 今現在でも、正しいやり方をしている、という確信はありません。 不快感が解消されている実感があることから、正しい方向に向かっている、と考えるようにしています。 日々、より正しく行えるようになろうと試行錯誤を続けています。 おじぎ体操で鼠径ヘルニアを克服したいと思っている方に向けての私の助言です。 症状によっては命にかかわる可能性もある鼠径ヘルニアです。 自分のことは棚に上げて言わせていただけば、まず医師の診断を受けるべきでしょう。 診断結果が納得できなければ、セカンドオピニオンを求めてもいいでしょう。 経過観察となればおじぎ体操を始めてみるのも一つの方法ではあります。 その場合はおじぎ体操の指導を受けることができるのであれば、受けるべきだと思います。 前述のように簡単ではありませんから。 私のように指導を受けずに試すのなら、どんな結果になっても自己責任であることをしっかりと自覚する必要があります。 体操実践中に少しでも不安を感じるようであれば、並行して受診も継続するべきでしょう。 医師の診断結果が要手術だった場合は。 おじぎ体操だけで治癒を目指すことはリスクが非常に大きいと私は考えます。 しっかりとしたおじぎ体操の指導を受けることができる場合以外はおすすめできません。 最後に、毎日どのようにおじぎ体操を取り入れているのかを述べます。 毎朝5時半ごろ起床します。(通常夜10時半就寝) 腰痛予防のため一旦うつぶせになりヨガのポーズ(名前失念)で起き上がります。 水を100cc飲んでから洗面所に向かい、鏡の前で耳たぶを回して耳を引っ張ります。 続けてゆっくりと前後左右に首を傾け左右にひねった後両方向に首を回します。(ラジオ体操と同じ) 軽く肩甲骨と肩を緩める運動をしてから髭剃り、洗顔歯磨き、頭皮マッサージ(禿予防、笑)と続きます。 塩をちょこっと舐めてから水をさらに100cc飲みます。(毎晩飲んでますので、苦笑) それから足指回し、足の裏押し、足首回しなどで足をほぐし、手も同様にほぐします。 で、真向法をします。 ただし第4の体操は私の場合背筋によくないようなので省いています。 膝を立ててへそを見るように起こした状態で3秒間とどまる腹筋運動を20回。 仰向けに寝たまま両足を伸ばし、左右交互に3回片方ずつ膝を曲げて両手でかかえて背中から腰の裏側を伸ばします。 1回目は背中や腰に痛みを感じないか注意をしつつ、ゆっくりとかつ無理に膝を引き寄せずに小さくかかえます。 痛みがないことが分かった2回目はより大きくかかえます。 3回目は膝が肩につくくらいまで大きく曲げてかかえこみます。 立ち上がって膝で1から20までの数字を書く体幹運動を左右両足でします。 ここでやっと、おじぎ体操をします。 ここまでで約45分ほどかかります。 その後アキレス腱とすねのストレッチ、屈伸運動などで足を緩めて6時半ごろに散歩にでかけます。 約3kmを35分ほどで歩いてきます。 ルーチン化して慣れてしまうと寒い朝も苦にはなりません。 つらつらと臆面もなく日常をさらしてしまいました。 鼠径ヘルニアの状態を快方へ向かわせるためにしていることがおじぎ体操だけではないことを書いておきたかったのです。 なにかの参考になれば幸いです。 |
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